夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

東京の郊外も、錦繍につつまれて・・♪

2007-11-22 16:18:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、澄み切った快晴であるが、12月中旬のような寒さである。

私は駅前で歯科医院で治療を受ける為、
10時半過ぎに川沿いの遊歩道を歩いた。

平日の午前のひとときなので人影も少なく、
落葉樹は朱色、黄色に染められ、おだやかな陽射しを受けている。

ときおり微風が吹くと、枝から数枚の葉が舞い上がり、空中にさまよい、
そして音もなく地上に落下していく・・。

遊歩道、その周辺は、朱色、黄色、薄茶色した様々な落葉が、
積み重なり絨毯のように色鮮やかである。

こうした情景を見つめていると、
現役時代は数多くの人々と同様に多忙な身であったので、
ゆったりと時の過ぎ行くまま送れるとなった今、夢のように感じられ、
こうした贅沢なひとときを過ごしてよいのかしら、
とさえ思い、現(うつつ)と夢幻の世界をゆききしていると感じたりした・・。

私は見惚れながら、やがて陽射しを受けているベンチに座り、
煙草を喫いながら、こうした光景は、
旅先でも観たりしたことを想いだしたりした。

東北、北海道のそれぞれの訪れた先で、
突然に錦繍の世界が目の前に現れ、戸惑いながら見惚れたりしていたは、
少なくとも10数度は心に残っている。


私は東京の郊外の調布市で生を受け、
結婚前後の5年を除き、63歳の今まで、暮らしてきた。
晩秋の時節になると、樹木の葉は染まりだすと、
現役時代の休日は、周辺を散策し、季節のうつろいを享受していたので、
私の住む地域なりの光景は知っているつもりである。


こうして煙草を喫いながら、目の前の錦繍の世界を眺めていると、
人それぞれ齢を重ねた分だけ、その人なりの錦繍の思いで数はある、
と改めて了解したのである。







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東京の郊外は、初冬の陽気の朝を迎えて・・♪

2007-11-22 08:20:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、雲ひとつなく澄み切った青空となっているが、
ときおり吹く風は冷たく、日中も12月中旬のような陽気となる。

私は冬の時節、空気は澄み切って、風もない寒い数度の日中も、
幼年期よりの好きである。
何かしら心身が締まり、凛とした感じがするのである。

昨夜は8時半過ぎに、布団にもぐり、
日中の体力テストに疲れた為か、朝の7時過ぎまで寝てしまい、
久々の長い熟睡となり、少しぼんやりとしている。

日中は歯の治療を受ける為、駅前までの遊歩道を歩き、
初冬の情景の移ろいを眺める。
こうしたひとときは、私は長年夢に見たひとつでもある。

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