夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

早春の今宵、白梅を眺めれば・・♪

2008-02-24 20:22:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、昨日の昼下りより、ときおり強い風が吹く春一番であり、
白梅は満開となり、日中のひととき眺めたりしていた。

清楚な花びらが風を受け止めて、凛とした感じなので、
私のような気弱な身に、とても叶(かな)わない、と感じたりするのである。

先程、微風となったので、煙草を喫いながら眺めたりした。

夜の闇の中で、ぽっかりと白き花びらなどを見つめたりしていると、
ほのかな妖艶に思われるので、不思議である。

私は齢を重ねた63歳の男の子であるが、
私の幼年期からの言葉を交わした女性が次々と脳裏から現れ、
どうして、と微苦笑したりする。

白梅の花びら・・早朝、昼下り、夜のひととき、
自在に幻化する不思議な早春の花のひとつである。

尚、月は恥ずかしそうに雲隠れをしている。





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まぼろしの『地吹雪体験ツアー』・・♪

2008-02-24 12:32:00 | 定年後の思い
私は齢をかさねた63歳の身であるが、
東京の郊外の調布市でも、私の幼年期には冬の時節、
積雪30センチ前後が数回は降っていた。

私は長靴に藁(わら)と唐辛子を入れて、
畑、雑木林に積もった雪原の中を駈けずり廻ったりしていた・・。

このような幼年期の思いでもあり、
国内旅行で冬の時節、東北、北海道で温泉のある観光ホテルに数泊し、
家内と付近の里路などの雪道を歩くのが好きなのである。

こうした折は、冬季の耐寒フィールド・ジャケット、マイナス20度前後の耐寒性のある軽登山靴、
それぞれ帽子を被り散策している。

20年前頃だったと思われるが、
青森県のある地方都市で『地吹雪体験ツアー』の参加募集があり、
私達夫婦は即急申し込んだが、
結果としては希望枠20名の応募がなく、施行が中止された。

その後、芦の牧温泉に2泊3日で滞在した時、
一晩に50センチ前後の積雪があり、驚きながら付近を散策した。
小高い里山の中腹にある温泉神社に参拝した帰路、
突然に風が舞い、やがて雪が降り、視界は数メートルとなった。

私は家内に、しばらく止まって、と15分前後立ちすくんだのである。
その後、風は弱まり、再び歩き出した。

こうした体験は、湯西川温泉の時も同じであった。
その後の蔵王の樹氷めぐりの時は、雪上車に乗り、山頂の付近で、下車した時、
猛吹雪で、足元は積雪に捕られ、
とてもデジカメで樹氷の情景の撮影どころではなかったのである。

このような状況を体験した私達は、
風が雪がどちらかにして欲しい、などと身勝手な思いとなったのである。

ここ数年の冬の時節、周囲の雪景色を眺め、
風のない積雪が10センチ前後の雪を踏みしめながら歩くのが、
一番のどかで楽しみとなっている。




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春一番、私は逃げ惑い・・♪

2008-02-24 07:10:00 | 定年後の思い
東京の郊外の調布市では、冬晴れの朝を迎えているが、
ときおり風が強く吹いている。

昨日、昼下がりまでは3月の下旬の陽気のあったが、
この後は曇り空となり急激に気温が下がり、
風が強く吹いてきた・・。

3時過ぎであったが、やむえず雨戸を閉め切った。

私は定年退職後、買物、散策以外は家に居ることが多いので、
愛煙家のひとりとして、やむえず室内禁煙をした身である。

玄関庭の軒下、主庭のベランダ、樹木の付近で煙草を喫ったりし、
樹木のうつろいを誉(ほ)めたりしているが、
昨夕から夜にかけては、強風で退散したのである。

やむえず、台所で換気扇の下で、煙草を喫いながら、
カレンダーを眺める他はなかったのである。

そして居間にある机に戻り、
今年の春一番はキャンディーズの歌のように甘くせつなくではなく、
日本の数多く地域が大荒れであったので、


今日一日(ひとひ) 天(あめ)の変化(へんげ)の はげしさや
     こころをさらふ 春のさきぶれ
       
        詠み人・岡井 隆

春一番を適切に表現された歌人の岡井 隆の一句が浮んだりした。




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