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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

我家は『炬燵(こたつ)』仕舞いとなり・・♪

2008-02-29 15:55:00 | 定年後の思い
東京の郊外の我家では、櫻が咲くような陽気となり、
午前中のひととき、家内の指導に基づいて、
炬燵の仕舞いとなった・・。

居間の一角の6畳前後に設置していたのであり、ゆったりと6人分前後の大きさである。

絨毯の上に炬燵専用のカーペットを敷いた上、
掛け布団を2枚程度広げた上に炬燵を設定し、毛布を2枚広げ覆い、この上に炬燵専用布団を広げている。

そして、この上に湿度防止用に大きなタオルケットを2枚敷いた上、
はじめて炬燵の大きめテーブルを置いている。

こうしていると、炬燵は電気であるが、
東京の郊外では充分に温かいのである。

こうした布団、毛布、炬燵専用の掛け布団、カーペットを玄関庭の外れて、
私達夫婦はお互いに両端を持ちながら、揺らして埃を叩(はた)いた時、
ご近所の小奇麗な60なかばの奥様が通り掛かり、
『あなた方・・ご夫婦・・ほんとうに仲が良いのね・・
羨(うらや)ましいわ・・』
と立ち止まりながら云った。

私は顔見知りであり、ときおり私は買物でお逢いすると立ち話をする時が多いので、
いけないところを観られた、と照れ、
そして微苦笑しながら、挨拶をした。

その後、私は家内の指示棒に基づき、
洗濯物の干し竿、2階のベランダに運んだりした。


ここ4年、12月下旬になると、家内の掛け声で炬燵の設置をはじめる。

家内の母は独り住まいとなっているので、年末年始に我家に来て貰い、
私達夫婦と共に過ごして折、
居間の炬燵でゆっくりと語り合い、そして食事をしたりしている。

私は七草が終わる頃、午後のひととき、炬燵で本を読んだり、
ときには昼寝をしたりしている。

こうして桃の節句の頃まで、居間の一角に炬燵を設置しているが、
この1週間、春の陽気も多かったので、炬燵仕舞いとしたのである。

整理した後、絨毯がすっきりと広々とした感があるが、
何かしら淋しい気もしている。
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今朝は、『知床旅情』の鼻歌を唄い・・♪

2008-02-29 08:09:00 | 定年後の思い
私は朝の陽射しが射しこみはじめた7時に、
庭に下り立つと、


♪知床の岬に はまなすの咲くころ
 思い出しておくれ 俺たちのことを

【 『知床旅情』 作詞・森繁久弥 】


と唄いだしたのである。

私達夫婦は、私の退職の翌年の5月下旬の時、
知床のウトロで岬で日の出を迎える早朝クリージングに乗船した。
薄暗い早朝、風は冷たく、連山の彼方に月がぽっかりと観られ、
私は心を揺さぶられ、感動をした。

そして岬に観光船は達したが、西方の海であったので、
わずかな陽射しが海上を染めはじめた・・。

この4年前頃には、勤続記念の休暇を利用して、
網走の外れの海岸線に近いホテルに2泊し、
流氷を待ち焦がれたが、流氷は遥か彼方に遠ざかり、
私達夫婦は、斜里、そしてウトロまで流氷を追い求め、訪れた。

結果として、ウトロの手前の小高い峠で一望でき、
ウトロの周辺を数時間、厳粛な面持ちで散策した。

このような知床の想いでが甦(よみがえ)ったのか、
或いは東京の郊外でも寒い二月が終り、ほっとしたのか、


♪飲んで騒いで 丘にのぼれば
 遥か国後に 白夜が明ける


と唄ったりしている。


東京の郊外は、雲ひとつない青空となり、日中は櫻の咲く頃の陽気に恵まれる。

2月はわずかであったが雪があり、その後は白梅は満開となり、
私としては、心を充たされる日々であった。

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