夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

暖かな南風が吹き・・♪

2008-02-26 18:54:00 | 定年後の思い
東京の郊外の私の住む調布市では、
雲が多かったが、薄日の射すおだやかな日中であった。

私は昼前に14度前後の陽気の中、買物などに出かけたが、
白梅、日本水仙などを眺めたりし、早春のひとときの情感に魅了させられた。

ときおり南風が吹くのであるが、
暖かな風であるので、まるで春を運んでくるような感じで、
心地よかったのである。

ただ埃っぽい日々が続いているので、
出来うれば一雨(ひとあめ)を待ち焦がれているのが本音である。

先程、夕暮れのひととき庭に下り立つと、
暖かな風を受けながら、白梅の満開などを眺めたりしている。

居間に戻ると、10度の暖かい陽気ですが、
夜の9時過ぎに小雨、その後は強雨、
とテレビは報じていた。

明日は7度前後の冬晴れの日中を迎えるが、
一雨の後のしっとりした情景となるので、
私にとっては何よりのプレゼントかしら、と微笑んでいる。
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ときには、読書も併読となり・・♪

2008-02-26 08:32:00 | 定年後の思い
ここ4日、私は2冊の本を読んでいる。

一冊は佐野眞一・著の『阿片王 満州の夜と霧』(新潮社)であり、
著作者は日本の高度成長の根源には、敗戦前の満州帝国にあった、
と信念に基づかれ、満州の設立、維持、管理、混迷を描いた力作である。

私は著作者に導かれて、明治時代以降の歴史を思い浮かべながら、
読んでいるので中々次章に進めないのである。

http://www.shinchosha.co.jp/writer/1657/

こうした折、30分前後の時間があった時、
嵐山光三郎・著の『人妻魂』(マガジンハウス)を再読しているのである。

http://nifty.bk1.jp/product/02912560

私の敬愛する著作者が各分野で活躍された妻達の群像を、明晰に綴られて折、
私は遅ればせながら、人妻となっている
女性の機微さを学んでいるのである。

私は齢を重ねた63歳の男の子であるが、幾つになっても女性の心の移ろいが、
判ったようで判らないのが実情である。

こうした折、一刀両断で断定される著作者に導かれて、
あの時は・・こうしたお気持ちであったのだった、
と遅ればせながら、ため息を付いたり、
安堵したりしている。

私の読書としては併読方法は異例なことであるが、
明治以降の歴史にたたずむ時、疲れた場合は
さりげない人妻の機敏さを読みながら微苦笑している。



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