東京の郊外は、霧雨が降ったり、やんだりした1日となった。
日中のひととき、写真家・田沼武能・氏の『作家の風貌』(ちくま文庫)を再読した。
谷崎潤一郎・氏をはじめ大江健三郎・氏までの代表的な作家70人を撮影され、
写真と共に解説を綴られている。
ひとりの写真家の50年間の集大成であり、
文庫本の前は、1991年に文藝春秋より刊行された『わが心の残像』であった。
私はちくま文庫を書店の店頭で知り、2000年の初夏に購入した。
写真家の田沼武能・氏は、作家・山口 瞳・氏の随筆より知り得た方であるが、
写真の解説文はその人物の軌跡をエピソードをまじえ的確に書かれている。
作家の写真の一葉を撮られたのを数多く観た上で、
私が女性であったならば、作家・水上 勉の風貌に魅了される。
これは作家の風貌もさることながら、
何よりその人物を切り取った田沼武能・氏の底知れぬ力量に他ならない。
日中のひととき、写真家・田沼武能・氏の『作家の風貌』(ちくま文庫)を再読した。
谷崎潤一郎・氏をはじめ大江健三郎・氏までの代表的な作家70人を撮影され、
写真と共に解説を綴られている。
ひとりの写真家の50年間の集大成であり、
文庫本の前は、1991年に文藝春秋より刊行された『わが心の残像』であった。
私はちくま文庫を書店の店頭で知り、2000年の初夏に購入した。
写真家の田沼武能・氏は、作家・山口 瞳・氏の随筆より知り得た方であるが、
写真の解説文はその人物の軌跡をエピソードをまじえ的確に書かれている。
作家の写真の一葉を撮られたのを数多く観た上で、
私が女性であったならば、作家・水上 勉の風貌に魅了される。
これは作家の風貌もさることながら、
何よりその人物を切り取った田沼武能・氏の底知れぬ力量に他ならない。