夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

晩秋なのに、小春日和・・!?  《初出2006.11.21.》.

2008-05-05 23:33:10 | 時事【社会】
東京の郊外は、久々に朝の陽射しで朝を迎えている・・。

日中も20度前後の陽気となり、明日までは安定したおだやかな日となる。

知識人・荒井和生・氏の言葉に寄れば、
小春とは陰暦10月の異称で、今でいう11月にあたり、
この頃にしばしば見られる暖かさの戻りが「小春日和」です。
と綴られている。

私は幼年期から小春日和という言葉は、
大人たちの会話でしばしば聴いたりしていたが、
初春の頃の暖かい日、と思い続けていた。

未知な私は恥ているが、秋日和の方が何となく相応しいと思っている。

この時節、晩秋なのに、小春とは表示上、感じ方、受けとめ方が、
私は戸惑い、困るのである。

いずれにしても、晩秋の時節、暖かさは甘受できるので、
日中は買い物、散歩などで外出し、晩秋の情景のうつろいを眺めるのに相応しい日である。


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晩秋、雨の降り続けるときは・・♪    《初出2006.11.20.》

2008-05-05 23:23:27 | 定年後の思い
晩秋、雨の降り続けるときは・・♪
東京の郊外は、ここ数日、霧雨が降ったり、豪雨となったりして、寒々しい日が続いている。

本日は日中のひとときは、曇り空となり、平年並みの気温となったが、
先程から霧雨が降ったりしている。

このような時は、退職後の身なので、買い物などは避けて、
家の中で特にゆっくり過ごしている。

居間を暖房にして、家内は年末年始までの予定表など立案している。
私は家内への茶坊主をする以外は、
パソコンの前で文章を綴っているか、ソファーに座りドキュメンタリーのビデオを視聴している。

午後のひとときは、布団にもぐり本を読んでいるうちに寝付いてしまったりしている・・。

秋は読書の時節、と云われているが、
雨の降り続く日々、このようなだらけた日もある。

明日からは快晴と予測されているので、
気持ちを入れ替えている。

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豪雨の早朝を迎えて・・♪    《初出2006.11.20.》

2008-05-05 23:21:53 | 定年後の思い
豪雨の早朝を迎えて・・♪
東京の郊外は、昨日は寒々しく10度の充(み)たない雨の一日であり、夜半から雨の強まったりした。

今朝、屋根をたたくような激しい雨脚で目覚め、起きだしてもしょうがないと思い、再び眠りについた・・。

7時にに起きだして、煎茶とコーヒーを淹れた後、
玄関の軒下で煙草を喫っていたら、どんよりとした暗く雨上がりの雲行きとなった。

樹木、塀は濡れ、地表は黒土が湿っている。

居間に戻ると、主庭は落葉樹の葉が散乱し、葉の色合いは晩秋が一段と深まったように染められてきている。

東京の郊外では、これから急速に回復し、曇り空で15度前後、と天気予報は報じていた。
昨日の寒々しかったので、今朝は暖かいように感じたりしている。



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寒々しく、雨の降る夕刻は・・♪    《初出2006.11.19.》

2008-05-05 23:20:04 | 音 楽
東京の郊外は、10時過ぎから霧雨から雨に変って、降りそそいでいる・・。

居間にガス・ファンヒーターの暖房の中、文章を綴ったりしていた。

そして、ときたま外の寒々しい中、空を見つめていたが、昼下りの2時半過ぎになると、
布団にもぐり、塩野七生・女史の『人々のかたち』の映画批評を読んでいるうちに寝付いてしまった。

4時過ぎに目覚め、玄関庭の軒下で煙草を喫ていたら、
寒々しい雨の降るしきる暗くなった情景を眺めると、
中島みゆきの『エレーン』が浮かんできた・・。

こうした時、心持が不安であったり、
心身疲れきった時は『エレーン』の名曲が、心に沁みたりするだろう・・。
或いは、私より10年歳以上のご年配の人達には、ダミアの『暗い日曜日』かしら、
と思ったりした。

そのあと、『赤いマッチ売りの少女』かも知れないか・・などと、
とりとめなく思ったりした。

私は退職後の身であるので、
少なくとも時間をゆったりとした過ごし方に重きを置いているので、
こうしたことも俯瞰できる発想も、時には出来るようになった。


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欲しいカードの1枚・・♪   《初出2006.11.19.》

2008-05-05 23:18:08 | 旅のあれこれ
昨夜の読売新聞の広告欄で、

【旅ざかりの私たちを、
      応援するカードです】

と吉永小百合さんの顔立ちで、1枚のカードを手にしていた・・。

《男性満65歳以上、女性満60歳以上のあなたに。》
そして30%割引

と表示されていた。

JR東日本で、【大人の休日 倶楽部】の《ジパンク》の会員募集の広告である。

年会費として、個人会員は4、170円、
夫婦会員は7、120円を納めれば、
JR東日本船、JR北海道線の切符が何回でも利用できる、
と綴られていた。

私達夫婦は、子供に恵まれなかったせいか、若いときから国内旅行などに行っていた。
私が50歳を過ぎてから、JR東日本の【VIEW】と題された旅行のパンフレットを基に、
芦の牧温泉、作並温泉、湯西川温泉などを代休などを含めて2泊3日以上で数々利用してきた。

そして地方の宿泊した周辺を四季折々を散策したりしてきた。

新幹線などの交通機関と宿泊するホテルを予約でき、
自動車を持たない私達には利便性のある旅行企画であった。

退職後は、家内の母と3人で温泉滞在の旅行が増えたりしているので、
別の旅行会社のプランを利用している。

私はこの広告を家内に見せ、
『65歳になったら・・30%引きだって・・』と私は家内に言った。

『それだけ割引して下さるのだったら・・旅先の食事処で・・貴方も安心して呑めるわよね・・』
と家内は微笑んで言った。

私は日常生活の時は原則として日中は呑まないが、
旅先に限り、日中の昼食の時は、
地元の日本酒、ワイン、或いはビールを欠かせないのである。
年金生活の身なので、気楽に呑めるので助かるというのが、本音である。

あと3年か、と私は呟(つぶや)いた・・。



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とりとめのない日々であるが・・♪   《初出2006.11.19.》

2008-05-05 23:09:41 | 定年後の思い
東京の郊外は、どんよりとした曇り空であり、師走のような10度が満たない初冬の寒さの朝である。

午後より雨となり、明日の日中まで降り続く、と天気予報が報じている。

昨夕、家内が家内の実家に於いて、冬支度を4泊5日でしてきたので、
疲れた表情で帰宅した。

寿司でも食べようと近くの寿司屋から取り寄せて、
食べながら家内の母の話などをしたりした。

家内の母は76歳の身であり、独り住まいの生活をしているので、
私共は何かと心配していが、今のところは心身ともに健在である。

9時過ぎに私は塩野七生・著の『人々のかたち』を持ち込んで、
布団にもぐり、この映画批評を読んでいるうちに寝付いた。

朝の5時頃に目覚めたが、少しぼんやりとした状況で、
何故かクリント・イーストウッドの『許されざる者』の映画のシーンが甦(よみがえ)ってきた・・。

多分、私の心の残影として、過日のNHKの『クローズアップ現代』に於いて、
クリント・イーストウッドがインタビューを受けて、好印象を感じたりした。

今回、出演されたのは、アメリカからの視点で描いた『父親たちの星条旗』に続き、
日本から見た『硫黄島からの手紙』を完成させ、
異色の硫黄島の二部作と発表されてたので、
来日の折、たまたまNHKと出演となったと思われる。

私は番組を視聴したが、このお方の心の良心を改めて確信し、
とてもかなわぬ人として、思わず脱帽した感であった。

こうした残影が宿っていたので、名画の『許されざる者』の各シーンが想いだされたのだろう、と心で反復している。

7時過ぎに玄関庭で煙草を喫っていたら、秋海棠(シュカイドウ)の草花は黄色に染めて、
紫式部(ムラサキシキブ)の樹木は濃い紫色になったたわわな実となり、
そして葉の色合いは黄色に色付いてきた。

新聞を読んだりした後、先程から綴っているが、
雨が静かに降ってきた・・。

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自動車のない生活・・♪   《初出2006.11.18.》

2008-05-05 23:06:59 | 時事【社会】
私は東京の調布市に住んでいるが、自動車はない、と云うと友人達は驚いている。

ペーパー・ドライバーとして30数年過ぎて折、
過日、免許書の更新時であったが、放棄した。

路線バスも近くにあり、15分間隔で駅前に行くバスがあるので、
不便と感じたことは少ない。


独身時代に実家にいた時は、実家の自動車で人並みにドライブなどをしたが、
結婚した時、千葉県に引っ越したので、いずれは自動車が必要かしら、
と漠然と思ったりしていた。

その後、実家の近くに一軒屋を建てたので、住宅ローンの返済でそれどころでなくなった。

40歳を過ぎた頃、購入の検討も考えたが、維持費と利用度を考えて、
必要な時にはタクシー利用の方が安上がりとなり、
今日に至っている。

我が家の付近の住宅街は、殆どのお宅で自動車を所有しているが、
お歳を重ねたご年配は歩くことが何よりの健康であるし、
ご年配の身で事故を起こさなければよいが、と余計な事も思ったりしている。


尚、私は都心の郊外の公共交通の利便性のある処であるので、
私が万一、地方で生活したならば必要と思っている。
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豊作貧乏の農家・・!?    《初出2006.11.18.》

2008-05-05 22:19:04 | 時事【社会】
昨日、インターネットでニュースを見ていたら、
暖秋で露地物の野菜が暴落している、と知った。

読売新聞の発信記事で、無断であるが転記させて頂きます。

大根、白菜といった露地野菜の価格が落ち込んでいる。
秋に暖かい日が続き、不作だった今夏から一転して豊作になった為だ。
生産者側では、出荷すればするほど、赤字がかさむといい、
『豊作貧乏』を嘆く声が上がっている。

農林水産省・野菜課によると、
東京都内の主な市場では、11月15日現在、
1キロ当たりの卸価格は大根36円(平年比51%)、白菜18円(同39%)、キャベツ35円(同48%)・・と、
いずれも大きく下落。

日照不足で不作が深刻化した今夏は、
大根が最高121円、白菜が同169円まで高騰したが、
これとは対照的に秋以降は『暴落』ともいえる状況が続いている。

安値の原因は暖秋。
気象庁によると、10月は西日本の各地で、月平均気温が観測史上最高を記録、
東日本も観測地点の平均気温が過去3番目に高かった。

以上、転記させていただきました。

私は退職後の身であり、買い物の役割を担当しているので、
実感しているひとりである。

こんなに安くて、農家の方達は大丈夫かしら、と思っていた。
日常、家庭で使う工業製品と違い、特に露地物の野菜は生き物である。

畑を耕し、肥料に気を遣い、苗を植えて、暖かさ、雨の降る状況などの天気をたえず気にして、
労苦を共にし、やっと実りの成果となる。

いざ出荷すれば赤字とは、これまでの期間の労苦は・・悲惨なことである。

私は幼年期に於いて、農家の子であったので、
どれだけの労苦が伴なって、大根、白菜、キャベツ等の露地物が出来るのを、
多少知っているつもりである。

ニンジンなどは、加工してジュースとなって、ある程度豊作、不作の調整となっているが、
どなたか大根、白菜、キャベツなどの安定した調整となる加工品ができないかしら、
と思ったりしている。

農家における田畑は、環境保全と食べ物の基本であるので、
健全に農家に携わる人々に失望させないことも重要と思っている。
農家の人々の努力とたえずの工夫によって豊かな風土となり、
そして美味しい食べ物に味わえるのを購入者の人々は忘れてほしくないと思っている。

サラリーマンの家で育った家内は、
『安くて・・助かるわ・・』
と安易に云っている。

私は日本の根幹に関わることだよ、と呟(つぶや)いたりしている。



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私にとっての女神のひとりは・・♪    《初出2006.11.18.》

2008-05-05 22:16:27 | 定年後の思い
昨夜、インターネットを検索していたら、
偶然、中島みゆきのプロモーション・ビデオ(PV)を視聴した。
『ララバイSINGER』、『歌姫』、『地上の星』、『銀の龍の背に乗って』等であった。

私は昔の恋人に逢ったような心情となり、再会していてもお元気そうで・・とも思ったりした。

昭和の時代が終わる頃、消費税対応で会社の業務に多忙であった。
その上、昭和から平成の対応も加わり、
心身疲れきった状態の時、
偶然に『エレーン』を聴いて救われた・・。

この曲を聴いてから、物狂いのように中島みゆきの曲、随筆にのめり込んだ。

平成3年頃に、ぎっくり腰で入院していた頃、
CDウォークマンでこのお方のCDを10数枚を家内に自宅から持ってきて貰い、聴いたりした。

この時に『永久欠番』で自己存在の灯りのような心情を頂き、
心身救済されたりした。

このような形で、私にとっては秘かな女神のひとりとなった。

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ブログ系サイト、丸2年が過ぎて・・♪    《初出2006.11.17.》

2008-05-05 22:14:33 | 定年後の思い
私は一昨年の秋、民間会社を定年退職をして、
退職後の目標のひとつとして、何等の形で文章を綴ることであった。

幸いブログの世界を本屋の店頭で知り、
【アメーバ・ブログ】に『極楽とんぼ~団塊世代のひとりとして~』のタイトルを掲げて、
加入したのが11月12日であった。

不馴れであったがコメントを頂き、喜んでいたが、この頃の入力画面がしづらく、何回も再入力したこともあった。
その上、ジャンル別のランキングにより、賞金制度が設定されたので、
このブログ・サイトの投稿は止めた。

代わりとして、登録したのは【goo簡単ホームベージ】で『風のように光のように』をタイトルとして、
2年前の本日に加入した。

随筆風にその時の思いを綴って、今日まできている。

そして気楽に日常の年金生活の喜怒哀楽として、、
【すくすくブログ】で『極楽とんぼの奮闘記』を昨年の1月11日に加入した。

その後、【gooブログ】で本格的に綴ろうと思い、『続・極楽とんぼ』として、
政治・経済・社会・音楽・映画などを綴り始めたのは、昨年の1月19日であった。

素人の未熟な綴りのせいか、或いは政治などに醒(さ)めたのか、むなしさを覚え、
しばらくはこのサイトの投稿は止めた。

昨年の9月に、このサイトに『年金青年のたわむれ記』と改題して綴っているが、
投稿できない日が続いている。

結果として、この『風のように光のように』に於いて、丸2年を迎えた。

私は2通前後を毎日投稿してきたが、
私達夫婦は国内旅行が好きであるので、この間は投稿は出来ず、
パソコンが故障となり新品を購入している間も、残念ながら投稿はしていなかった。

されど2年間が過ぎれば、約1200通前後を綴り、投稿してきている。
ときおり再読すると、拙(つたな)い綴りの時は、思わず赤面し、削除も考えたが、
その時の思いと受け止めて、のちのおもいになるので、形見と思ったりしている。

数多くのお方達には、私の拙さが目立つ綴りをお読み頂き、本心より感謝する次第です。

こうしたことが退職後の日々、生きがいのひとつとなっている本音である。


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星屑の取り巻く中で・・♪   《初出2006.11.17.》

2008-05-05 22:05:18 | 時事【社会】
先程、NIKKEI NETを見ていたら、次のような記事を読んで驚いている・・。

【世界のインターネット人口、10億人超す】

この発表元は、国連貿易開発会議(UNCTAD)の報告によるものである。

無断であるが、引用させて頂きます。

世界のインターネット利用者は、2005年に前年比19.5%増の10億2061万人となり、
初めて10億人を超えた。

中国、インドを中心としたアジアの途上国が牽引した。
日本は企業(従業員10人以上)のインターネット利用率が97.5%(2003年)で、世界一となった。

アメリカの約2億人(推定値)、中国の1億1100万人、日本は8529万人、
4位のインドは71.4%増の急激な伸びで6000万人、そしてドイツの3750万人となっている。

以上、引用させて頂きました。


地球を取り巻く星屑の中、それぞれの国の政府、官庁、企業がインターネットの情報発信、受信、検索をしていて、
この地球の周囲をたえず情報として駆け巡っている。

個人もインターネットの検索をして多様に活用し、
ホームページ、ブログなどで投稿、読み手、情報検索をしている現状である。

利用者が10億人を越えた今、利便性を知った人々で個人利用は増え、
これを活用とした企業の利用は急速に伸びると思われる。

世界の人口は65億人で、毎年8000万人が増加している。

地球の環境問題もさることながら、
インターネットの利用者の増加、アクセス数・・考えると、
少しめまいを感じたりしている。

私は日頃インターネット環境下で、色々の検索をして甘受して折、
ブログなどを毎日発信している身であるが、
世界の人々は果たしてどこまで行きつくのかしら・・と思っている。


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朝、苦笑する時・・♪    《初出2006.11.17.》

2008-05-05 22:03:16 | 時事【社会】
東京の郊外は、曇り空で早朝を迎えたが、先程から薄日が射し込んできている。
日中は穏(おだ)やかな秋日和になる、と天気予報は報じていた。

今朝、読売新聞を読んでいたら、思わず苦笑した。

小さな記事であったが、数多い記事の中で、私は最も好んだ記事である。

無断であるが、転記させて頂きます。

見出しは、【藤原正彦さんの人生案内が本に】であった。

「藤原正彦の人生案内」(中央公論新社、税別1200円)がこのほど出版された。
お茶の水女子大教授の藤原正彦さんが、
読売新聞「人生案内」で、1998年から2000年にかけて回答した72編をまとめた。
家族や学校生活、人間関係など様々な悩みに、
歯切れよく答えている。

例えば、『性格が暗くて、嫌われている』という女子中学生の悩みには、

『明るくて協調性の高い子がよい子、などというのはつまらぬことです。
文明、文化を作り上げてきた独創的人間の多くは、
暗くて協調性のない人だったのです』
と励ます。

藤原さんは前書きで、
「ほとんどの相談者が、常識や固定観念にしばられて悩んでいて、
それを指摘するのに私の無常識が役立ったのかもしれない」
と振り返っている。

目が見開かされる思いがするのは、
日本を論じたベストセラー『日本の品格』に通じる。

以上が新聞記事の全文を無断であるが、転記させて頂きました。

私は定年退職後の三年生の身であるが、
敗戦の一年前に農家の子として生を受けた。
男の子ばかり続いた三男坊であったので、余り期待されていないと感じ、
いたずらなどをして父からよく怒られたりした。

いじけた可愛げのない子で無口で小学生で過ごした。
中学生からは明朗になったが、高校生の頃からは、
文化に携わる人達が何よりの価値を見出したりした。

大学を中退し、映画青年、文学青年のまねごとはしたが、
根拠のない自信で独断と偏見で屈折した日々を過ごしたことがあった。

このような私であったので、藤原正彦・氏の女子中学生の回答には苦笑させられた。

今年の初め、藤原正彦・氏の随筆の数々は読んで、色々と感銘を受けたひとりであるが、
こうした回答を受けた人は、何よりの心の激励を受けたと思う。

私も出来たら、小学生の頃、叶(かな)わぬ夢であるが、
回答を受けてみたかったと思ったりしている。

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本を選らべば・・♪    《初出2006.11.17.》

2008-05-05 22:00:44 | 読書、小説・随筆
日中の散策の時、本屋に寄った。

一冊の本を買うために・・。

勝目 梓というバイオレンス・アクションを数多く書かれている作家が、
過日の読売新聞の新刊本の紹介欄で、
論評として逢坂 剛(作家)の綴りで『小説家』が取り上げられていた。

私は勝目 梓・氏に関しては、35年前頃に一冊程度読んだ程度で、忘れていた。

今回の『小説家』が刊行となったが、
逢坂 剛・氏の論評を読んで、ぜひ読んでみたいと思った。

私は逢坂 剛・氏の小説は読んだことがないが、
私が苦手とするジャンルを書かれる作家・勝目 梓の本を手に取り、
読んでみたい思わせる論評の凄さ、深さを感じる。

結果として、店頭には在庫がなく、取り寄せの注文とした。


止む得ず、文庫本のコーナーでは、読みたい本が直ぐに見つかった。

塩野七生・著の『人々のかたち』(新潮文庫)で、この女史が映画鑑賞した批評である。
私も映画が好きなので、敬愛する女史と同じ視線があるかしら、
と思い購入した。

もう一冊は、過日読んだ嵐山光三郎・著の『追悼の達人』の姉妹篇のような、『文人悪食』(新潮文庫)を購入。
この本の解説に寄れば、
37人の文士の食卓それぞれ物語があり、
それは作品そのものと深く結びついている、
と紹介されており、誘発されたまてである。


レジの近くに行くと、月に二回発刊されるいる雑誌『サライ』があり、
今回は平成19年の特製カレンダーの付録が付いていたので購入することとした。

私は毎年、この雑誌のカレンダーを愛用して折、
来年度版は堀 文子・女史の画として、
『四季を彩る13枚の植物画』とサブタイトルが命名されていた。

尚、堀 文子・女史の挿絵には、40数年前から敬愛して、
美しさの中で優しさを的確に表現できるお方なので、
これ以上の日本女性のお方はいない、と確信している私である。

私は余情として、秘かに恋ごころを抱いている人であり、
かれこれ40年は過ぎている。

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秋日和の中を散策・・♪    《初出2006.11.16.》

2008-05-05 21:58:38 | 定年後の思い
おだやかな秋日和となったので、散策することにした。

スポーツ・シャツに薄手のセーター、そしてスリーシーズンのフィールド・ジャケツトを羽織り、
初冬のトレッキング・パンツを穿いて、ウォーキング用の靴とした。

この程度の格好であれば、たとえ風が強く吹いても、東京の郊外の今頃は充分である。

デジカメを首からさげて、11時に家を出た。

近くの理髪店(散発屋)に寄った後、晩秋の情景をほめる為、川沿いの遊歩道を歩く。

桜(サクラ)の葉の色合いは少し朱色に染められている程度であったが、
ドウタン・ツツジは昼の陽射しを受けて、早くも朱色に染まっていた。
川べりの薄(ススキ)の群生は、微風を受けて白い穂は揺れている。

ハナミズキの朱色の葉は、散りかけ折、遊歩道に散乱していた。

イチョウは、ほんのわずか黄色に染められいたりしているが、
あと10日過ぎれば黄色の色合いとなり、
風が吹けば、黄色の葉が空中に舞いながら、地上に絨毯のようとなる。

私はこうした光景を写実のようにデジカメで20枚前後は撮ったが、
心の中では晩秋の情景を受容した。

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読書にも優先順位あり・・♪    《初出2006.11.15.》

2008-05-05 21:56:23 | 読書、小説・随筆
東京の郊外は、午後3時過ぎに霧雨が降ってきた。
少し寒々しいので、布団にもぐりながら本を読みはじめた・・。

今、読んでいる本は山根基世・著の『ことばで「私」を育てる』(講談社文庫)であるが、
中断していたので、続きを読んでいる。

過日、月刊誌の『文藝春秋』が発売されたので、
この月刊誌を優先に読んだので、『ことばで「私」を育てる』を中断し、後回しとなった。

月刊誌は最近の話題、問題をテーマにしているのが多いので、
出来うる限り早めに読んでいる。

余り期間を措(お)いたりすると、テンポの早い世の中に遅れ、
肝心なテーマが色あせたりするのである。

月刊誌は、それぞれの編集者が知恵を絞り、テーマを選定し、
適材と思われる作者、評論家、著名人に依頼した結果、
一ヶ月の結晶の成果となるので、
私は月刊誌などは早めに読んだりしているのである。

私にとっては、読書にも優先順位があったりしている。


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