最終章 旅の終りは霧雨、その後は本降りとなり・・。
12月22日、私達夫婦のささやかな初冬の旅も最終日を迎え、
『黄金崎 不老ふ死温泉』の観光ホテルを10時半に辞して、
ホテルの歓送マイクロバスで最寄駅のウェスパ椿山駅に向う途中から、霧雨が降りだした。
五能線の『リゾートしらかみ』で新青森駅に13時25分に到着したが、
本降りの雨となり、『県立美術館』に訪れ予定であったが、少しためらいながら、
私達は新青森駅の地産地消飲食ゾーンの軽食店で、
サンドイッチを頂きながら、コーヒーを飲んだりした。
結果としては、駅より『県立美術館』まで、タクシーで往復したが、
もとより美術の基礎知識のない私達は、時間を無駄にした、というのが実感であった。
せめての救いがあるとすれば、棟方志功、寺山修司、両氏への私のつたない知識を深めた程度である。
私達は落胆して、新青森駅に17時半過ぎに戻り、
ふたたび地産地消飲食ゾーンの軽食店に寄ったりし、18時28分発の『はやて』東京駅行きを待ったりした。
そして私達は、今回の旅で好感したことを語りあった・・。
蔦温泉旅館の裏手に広がるブナ林、雪の情景が予想した以上に圧倒的な存在を実感させられたこと、
そして青森と蔦温泉の往復での路線バスからの雪景色の美景に心酔させられたこと、
奥入瀬渓流のタクシーで往還した道路管理3名以外・・誰にも逢わず薄墨の世界をあたかも独占できたこと・・。
そして蔦温泉旅館の前庭の片隅にある売店で、昼のひととき雪見酒を2日連続になったこと、
このようなことを話し合ったりしたのである。
少しばかり無念なことは、
家内は、蔦温泉旅館に夕食後に、5月に連泊した時、高齢の狸(タヌキ)が訪れ、
動物好きな家内は楽しみにしていたが、
旅館のスタッフに寄れば、落葉樹が染まる錦繍の前頃から来館しなくなったこと。
私は、五能線で風雪の景色、『黄金崎 不老ふ死温泉』で日本海に雪が舞い降る情景・・。
このようなことが私達には叶わなかったが、
これ以外は、私達夫婦が予想した以上の八甲田山連峰の山間部の道路の情景、
蔦温泉の周辺、そして奥入瀬渓流の景観であり、
雪深くなる1、2月よりも、この時節の20センチ~60センチぐらいで、
人気の少ないこの時節が、美的な要素を更に倍加させてくれた、と思ったりしている。
こうした意味合いに於いて、今回の初冬の旅は、
これ以上の美景の再現は、たぶん二度とめぐり逢えない光景が多く、私達は幸運に恵まれた。
《終り》
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12月22日、私達夫婦のささやかな初冬の旅も最終日を迎え、
『黄金崎 不老ふ死温泉』の観光ホテルを10時半に辞して、
ホテルの歓送マイクロバスで最寄駅のウェスパ椿山駅に向う途中から、霧雨が降りだした。
五能線の『リゾートしらかみ』で新青森駅に13時25分に到着したが、
本降りの雨となり、『県立美術館』に訪れ予定であったが、少しためらいながら、
私達は新青森駅の地産地消飲食ゾーンの軽食店で、
サンドイッチを頂きながら、コーヒーを飲んだりした。
結果としては、駅より『県立美術館』まで、タクシーで往復したが、
もとより美術の基礎知識のない私達は、時間を無駄にした、というのが実感であった。
せめての救いがあるとすれば、棟方志功、寺山修司、両氏への私のつたない知識を深めた程度である。
私達は落胆して、新青森駅に17時半過ぎに戻り、
ふたたび地産地消飲食ゾーンの軽食店に寄ったりし、18時28分発の『はやて』東京駅行きを待ったりした。
そして私達は、今回の旅で好感したことを語りあった・・。
蔦温泉旅館の裏手に広がるブナ林、雪の情景が予想した以上に圧倒的な存在を実感させられたこと、
そして青森と蔦温泉の往復での路線バスからの雪景色の美景に心酔させられたこと、
奥入瀬渓流のタクシーで往還した道路管理3名以外・・誰にも逢わず薄墨の世界をあたかも独占できたこと・・。
そして蔦温泉旅館の前庭の片隅にある売店で、昼のひととき雪見酒を2日連続になったこと、
このようなことを話し合ったりしたのである。
少しばかり無念なことは、
家内は、蔦温泉旅館に夕食後に、5月に連泊した時、高齢の狸(タヌキ)が訪れ、
動物好きな家内は楽しみにしていたが、
旅館のスタッフに寄れば、落葉樹が染まる錦繍の前頃から来館しなくなったこと。
私は、五能線で風雪の景色、『黄金崎 不老ふ死温泉』で日本海に雪が舞い降る情景・・。
このようなことが私達には叶わなかったが、
これ以外は、私達夫婦が予想した以上の八甲田山連峰の山間部の道路の情景、
蔦温泉の周辺、そして奥入瀬渓流の景観であり、
雪深くなる1、2月よりも、この時節の20センチ~60センチぐらいで、
人気の少ないこの時節が、美的な要素を更に倍加させてくれた、と思ったりしている。
こうした意味合いに於いて、今回の初冬の旅は、
これ以上の美景の再現は、たぶん二度とめぐり逢えない光景が多く、私達は幸運に恵まれた。
《終り》
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