夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

梅雨の間の晴れ間、高齢者の私でも、ときには庭の手入れに孤軍奮闘して・・。

2012-06-27 16:57:10 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の67歳の身であるが、
今朝、地元の天気情報を見ていたら、朝の6時は15度、昼下りは24度前後、夕暮れの6時は23度前後、
日中はさわやかな晴れ間となり、梅雨の間の洗濯日和です、と報じていた。

私は何よりも暑さに苦手な身であるが、平年の5月下旬の陽気かしら、と微笑んだりした。
昨日も梅雨の間の晴れ間となり、いつものように買い物をした後、
遊歩道を散策していたら、そよ風が身も心も心地よく、一番快適な陽気だ、とスキップしたくなる心境であった。

そして小庭を眺めれば、樹木の枝葉の伸び、雑草が元気よく繁っているので、
庭の手入れをしょう、と決意して、庭の下り立ったのは9時過ぎであった。

いつものようにストレッチパンズの長ズボン、着古したワイシャツ、ウォーキング・シューズ、
帽子を深く被り、滑り止めの軍手をして、そして剪定鋏(ハサミ)を腰の周りにして、
樹木の枝葉を高枝鋏(たかえだばさみ)で切り落としたりした。

その後、切り落とした枝葉を整理した後、草むしりに専念した。

そして昨日は風が吹き心地よかったが、今日に限って風もなく燦々と照りつける中、
奮闘していると、汗は流れ落ち、樹の下のもぐり這(は)いつくばって草を取ったりすると、
泥まみれになったりした・・。

そして時折、テラスの片隅みに置いてある簡易椅子に座り、
台所を整理している家内に、冷茶を幾たびか所望したりした。
そして昼食を時間も忘れて、孤軍奮闘した。

我が家の主庭は、垣根は常緑樹、庭は四季のうつろいを明晰に変貌する落葉樹を10数本があり、
草花は半夏生(ハンゲショウ)、唐糸草(カライトソウ)、小判草(コバンソウ)、
玉すだれ、秋海棠(シュウカイドウ)などの茶花を中心に植えている。

そして玄関庭には、露草(ツユクサ)、高砂木槿(タカサゴ・ムクゲ)などを配置しているが、
これだけだと少し寂しいので、今の時節としては主庭にアメリカ芙蓉(フヨウ)を群生させている。

私は幼年期に農家の児として育ち、
生家の宅地は広場のような黒土だけで、周辺は常緑樹、落葉樹の樹木の情景であったので、
我が家の狭い小庭でも、せめて黒土の庭に落葉樹と草花を植えたりしている。

しかしながら、この時節は草は繁るのが早く、草むしりに忙しいが、
体力の衰えた私は、2週間に一回ぐらい奮戦している。

このような怠(なま)け者の私は、今しなくていつするのよ、と思いながら泥だらけ汗まみれで奮戦して、
疲れ果てて終りにしょう、
と私は決意したのが3時過ぎであった。

そして風呂に入った後、けだるい身体で、居間から主庭を眺めたりしていると、
風が吹き、少し枝葉が揺れていた・・。
今頃になって、そよ風かょ、草をむしっている最中であったら助かったのに、
と心の中で、ぼやいたりした。

まもなく家内が近寄ってきて、
『小奇麗になったわ』と私に微笑んだりした。

『朝から・・風が吹いていたら・・少し楽だったのに』
と私は少し照れながら家内に応(こた)えたりした。

☆下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、幸いです♪
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする