私は東京郊外の調布市の片隅に住む年金生活の69歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
私は民間会社の中小業に35年近く奮戦して2004〈平成16〉年の秋に定年退職した後、
私の半生は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたく、その直後から年金生活をしている・・。
私が年金生活を始めて最初に配慮したことは、
家内の従来の専業主婦の日常のペース、ささやかな憩(いこ)いひとときなどの過ごし時を配慮して、
私は独りで外出して、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受し、
本屋、古本屋に寄ったりしている。
もとより家内は少なくても料理、洗濯、掃除などがあり、
私は現役のサラリーマン時代から、小庭の手入れをするぐらいであったので、
せめて退職後は日常の買物ぐらいと思い立ち、私は自主的に買物の担当となったりした。
それでも引け目を感じて、家内の茶坊主に専念し、家内がコーヒーが飲みたい雰囲気を察して、
私は日に5回ぐらいは淹れたりしている。
私は高齢者5年生の齢ばかり重ねた69歳であり、家内はまもなく12月になると64歳となる。
私は定年後から年金生活をしてきたが、何かしら現役サラリーマン時代の緊張感が無くなり、
時折ぼんやりとし、ここ数年ぐらいは体力の衰えを実感している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/68/6ca3146ef2f493b23965817ee82a17de.jpg)
こうした中で、我が家は金庫がないので、最寄りの銀行の貸金庫を利用している。
こうした時、我が家としては重要な不動産に関する書類、定期貯金通帳などをあずけているので、
私たちは出し入れをする時は、間違いないようにも、必ずふたりで確認してきた。
或いは人通りの少ない道に家内が出かけたり、ときおり家内の要望で駅前に買物をしたり、
年に4回ぐらいは都心の新宿のあるデパートに買い物をする時は、
高齢者の私でもボディーガード兼お供、荷物持ちで共に出かけたりしてきた。
このように私たち夫婦は、ふたりで一人前だょねぇ、とお互いに微苦笑してきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/bd/ed99be1a72f893958695eda5e8abaec2.jpg)
小庭の手入れは私の責務の範疇となっているが、蚊の出る5月下旬頃から10月頃を除き、
体力の衰えた私を見かねて、家内の支援を受けている。
こうした理由の根底には、私が定年後まもなくして、
ご近所より少し広い我が家は、植木屋さんに年に数回依頼すれば、数10万円と教えられたので、、
家内は3泊4日ぐらいの私たちの旅行が2回ぐらいできるわ、と私に言い、強力な支援の根源となっている。
こうした時は私はストレッチパンズの長ズボン、着古したスポーツシャツ、ウォーキング・シューズ、帽子、
滑り止めの軍手をした上て、剪定鋏(ハサミ)を腰の周りにしてきた。
家内はトレーナー姿にエプロンを身に着け、そしてタオルを姉さん被(かぶ)り、
ウォーキング・シューズの万全な容姿で、滑り止めの軍手をして、
高枝鋏(たかえだばさみ)を薙刀〈なぎがた〉のように持ち、私より少し離れた所にいる。
こうして私は剪定用の鋸(のこぎり)を右手に持ちながら、適度な台に乗り、枝葉を切り落としたり、
家内は高枝鋏(たかえだばさみ)を枝葉を切り落としたり、或いは剪定鋏(ハサミ)を使ったりすることが多い。
こうした手入れ作業は、殆どの昼食を抜きにして、お互いに午後3時過ぎの頃まで奮戦したりしているが、
もうやめようか、と私は疲れ果てて家内に言ったりするが、
もう少し頑張ってみませんか、と家内に言われたりし、私は再び奮闘したりしてきた・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/29/194e4308f6008caf3f25596cf4c2a1e9.jpg)
初夏の陽射しが射す頃には、我が家は家内の指揮のもとで、 簾〈すだれ〉を各部屋に掛けているのが、
ここ10数年の習〈なら〉わしとなっている。
洋間であったら、雨戸、網戸、ガラス戸があるが、この季節はカーテンを外して簾〈すだれ〉とし、
和室も同様に、雨戸、網戸、障子となっているが、簾〈すだれ〉を掛けたりしている。
そして居間を中心に、和室、洋室、茶室、玄関、洗面所、トイレの窓際まで、
簾〈すだれ〉を付けている。
こうした時は、納戸に保管している簾〈すだれ〉を家内の陣頭指揮のもとで、
私は頼りない助手となって、取り付けたりしている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/5f/8c42b0ea61dfb52fce7eed50c7e5c923.jpg)
私は家内のことを、婚約する前の頃から、『XXちゃん・・』と呼んでいるが
家内は日頃の多くは、私のことを『あなた・・』と呼ぶことが多いが、
ときには、たわむれで、『XXクン・・』と苗字で呼ぶこともある。
しかしながら年金生活を始めてまもない頃、私が買物の購入品などで間違えたりすると、
『ボケチィンねぇ』と家内は笑いながら、私に言った。
この日以降、私が何かで日常生活で失敗した時、
『ボケチィンねぇ・・』とか、ある時は『ダメオ(駄目夫)クンねぇ・・』
と家内は微苦笑しながら、私に言ったりしている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/43/f30072262a087fe24774c4c2cf2f6597.jpg)
我が家は築後35年の古びた一戸建てであるが、
この間、何か火災、戸締りの不備などで、最悪の場合、もう一度新たに新築するようなことがあったならば、
老後の貯金は大幅に減少するので、何かと小心者の私は、もとより困苦するのである。
こうした心情からして、戸締りなどは恥ずかしながら主(あるじ)の私は、
いつものように夜の9時過ぎには、玄関、台所、お風呂場などを点検する時、
『ハイ、OKです!』
と指差し確認し、若き自衛隊の諸兄に負けないように、元気な声で言ったりしている。
平素の場合は、この後、居間でテレビを視聴しているか、雑誌を読んでいる家内に、
『戸締り・・終了致しました!』
と私は家内に報告したりしている。
こうした後に
『ご苦労であった!』
と家内は私に言うのである。
私の現役時代に於いては、ご苦労さまでした、と家内は優しく労(ねぎら)いの言葉をしていたが、
ここ4年前の頃から、 どうしてなのょ、と私は不思議に思ったりした。
そして思い当るとすれば、家内は以前にNHKの連続ドラマの『篤姫』を視聴した頃からで、
お姫さま、或いは奥方に影響されたのか、
このような言葉を私にするようになっていることが多い。
このようにサラリーマンを卒業して、年金生活をしている中、
齢ばかり重ねた私たち夫婦は、ふたりで一人前かしら、と私は苦笑したりしている。
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私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
私は民間会社の中小業に35年近く奮戦して2004〈平成16〉年の秋に定年退職した後、
私の半生は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたく、その直後から年金生活をしている・・。
私が年金生活を始めて最初に配慮したことは、
家内の従来の専業主婦の日常のペース、ささやかな憩(いこ)いひとときなどの過ごし時を配慮して、
私は独りで外出して、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受し、
本屋、古本屋に寄ったりしている。
もとより家内は少なくても料理、洗濯、掃除などがあり、
私は現役のサラリーマン時代から、小庭の手入れをするぐらいであったので、
せめて退職後は日常の買物ぐらいと思い立ち、私は自主的に買物の担当となったりした。
それでも引け目を感じて、家内の茶坊主に専念し、家内がコーヒーが飲みたい雰囲気を察して、
私は日に5回ぐらいは淹れたりしている。
私は高齢者5年生の齢ばかり重ねた69歳であり、家内はまもなく12月になると64歳となる。
私は定年後から年金生活をしてきたが、何かしら現役サラリーマン時代の緊張感が無くなり、
時折ぼんやりとし、ここ数年ぐらいは体力の衰えを実感している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/68/6ca3146ef2f493b23965817ee82a17de.jpg)
こうした中で、我が家は金庫がないので、最寄りの銀行の貸金庫を利用している。
こうした時、我が家としては重要な不動産に関する書類、定期貯金通帳などをあずけているので、
私たちは出し入れをする時は、間違いないようにも、必ずふたりで確認してきた。
或いは人通りの少ない道に家内が出かけたり、ときおり家内の要望で駅前に買物をしたり、
年に4回ぐらいは都心の新宿のあるデパートに買い物をする時は、
高齢者の私でもボディーガード兼お供、荷物持ちで共に出かけたりしてきた。
このように私たち夫婦は、ふたりで一人前だょねぇ、とお互いに微苦笑してきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/bd/ed99be1a72f893958695eda5e8abaec2.jpg)
小庭の手入れは私の責務の範疇となっているが、蚊の出る5月下旬頃から10月頃を除き、
体力の衰えた私を見かねて、家内の支援を受けている。
こうした理由の根底には、私が定年後まもなくして、
ご近所より少し広い我が家は、植木屋さんに年に数回依頼すれば、数10万円と教えられたので、、
家内は3泊4日ぐらいの私たちの旅行が2回ぐらいできるわ、と私に言い、強力な支援の根源となっている。
こうした時は私はストレッチパンズの長ズボン、着古したスポーツシャツ、ウォーキング・シューズ、帽子、
滑り止めの軍手をした上て、剪定鋏(ハサミ)を腰の周りにしてきた。
家内はトレーナー姿にエプロンを身に着け、そしてタオルを姉さん被(かぶ)り、
ウォーキング・シューズの万全な容姿で、滑り止めの軍手をして、
高枝鋏(たかえだばさみ)を薙刀〈なぎがた〉のように持ち、私より少し離れた所にいる。
こうして私は剪定用の鋸(のこぎり)を右手に持ちながら、適度な台に乗り、枝葉を切り落としたり、
家内は高枝鋏(たかえだばさみ)を枝葉を切り落としたり、或いは剪定鋏(ハサミ)を使ったりすることが多い。
こうした手入れ作業は、殆どの昼食を抜きにして、お互いに午後3時過ぎの頃まで奮戦したりしているが、
もうやめようか、と私は疲れ果てて家内に言ったりするが、
もう少し頑張ってみませんか、と家内に言われたりし、私は再び奮闘したりしてきた・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/29/194e4308f6008caf3f25596cf4c2a1e9.jpg)
初夏の陽射しが射す頃には、我が家は家内の指揮のもとで、 簾〈すだれ〉を各部屋に掛けているのが、
ここ10数年の習〈なら〉わしとなっている。
洋間であったら、雨戸、網戸、ガラス戸があるが、この季節はカーテンを外して簾〈すだれ〉とし、
和室も同様に、雨戸、網戸、障子となっているが、簾〈すだれ〉を掛けたりしている。
そして居間を中心に、和室、洋室、茶室、玄関、洗面所、トイレの窓際まで、
簾〈すだれ〉を付けている。
こうした時は、納戸に保管している簾〈すだれ〉を家内の陣頭指揮のもとで、
私は頼りない助手となって、取り付けたりしている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/5f/8c42b0ea61dfb52fce7eed50c7e5c923.jpg)
私は家内のことを、婚約する前の頃から、『XXちゃん・・』と呼んでいるが
家内は日頃の多くは、私のことを『あなた・・』と呼ぶことが多いが、
ときには、たわむれで、『XXクン・・』と苗字で呼ぶこともある。
しかしながら年金生活を始めてまもない頃、私が買物の購入品などで間違えたりすると、
『ボケチィンねぇ』と家内は笑いながら、私に言った。
この日以降、私が何かで日常生活で失敗した時、
『ボケチィンねぇ・・』とか、ある時は『ダメオ(駄目夫)クンねぇ・・』
と家内は微苦笑しながら、私に言ったりしている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/43/f30072262a087fe24774c4c2cf2f6597.jpg)
我が家は築後35年の古びた一戸建てであるが、
この間、何か火災、戸締りの不備などで、最悪の場合、もう一度新たに新築するようなことがあったならば、
老後の貯金は大幅に減少するので、何かと小心者の私は、もとより困苦するのである。
こうした心情からして、戸締りなどは恥ずかしながら主(あるじ)の私は、
いつものように夜の9時過ぎには、玄関、台所、お風呂場などを点検する時、
『ハイ、OKです!』
と指差し確認し、若き自衛隊の諸兄に負けないように、元気な声で言ったりしている。
平素の場合は、この後、居間でテレビを視聴しているか、雑誌を読んでいる家内に、
『戸締り・・終了致しました!』
と私は家内に報告したりしている。
こうした後に
『ご苦労であった!』
と家内は私に言うのである。
私の現役時代に於いては、ご苦労さまでした、と家内は優しく労(ねぎら)いの言葉をしていたが、
ここ4年前の頃から、 どうしてなのょ、と私は不思議に思ったりした。
そして思い当るとすれば、家内は以前にNHKの連続ドラマの『篤姫』を視聴した頃からで、
お姫さま、或いは奥方に影響されたのか、
このような言葉を私にするようになっていることが多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/da/77ab46c41af713e585f7016e0895f1dd.jpg)
このようにサラリーマンを卒業して、年金生活をしている中、
齢ばかり重ねた私たち夫婦は、ふたりで一人前かしら、と私は苦笑したりしている。
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