先程、ときおり愛読しているネットの【ディリー新潮(DAILY SHINCHO)】を見ている中で、
『「盛夏の突然死を防ぐ総力ガイド』と見出しを見たりした。
私は東京の調布市に住む年金生活の72歳の身であるが、
スポーツもしなく、これといった運動もしない老ボーイであり、日頃は歩く程度となっている。
過ぎし12年半まえ、年金生活を始めた当初、 日常の買物ぐらいと思い立ち、私は自主的に買物の担当となったりした。
そして家内から依頼された品を求めて、私は独りで歩いて7分前後にある最寄のスーパー2店か、
或いは最寄駅まで15分前後歩いて、数多くスーパー、専門店で買い求めたりしている。
最寄駅までは、利便性ある路線バスは頻繁に走行しているが、季節のうつろう情景を眺めたり、
歩くことは何よりの健康の源(みなもと)と信愛している私は、原則として路線バスに頼らず、
ひたすら歩いて往還している買物メール老ボーイとなっている。
そして買物メール老ボーイの責務を終えた後、帰宅後も私は独りで外出して、
自宅から3キロ以内の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受している。
こうした根底として、いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、
困窮するので、ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。
こうした心情を秘めた私は、この夏も無事に乗り越えて秋を迎えたいので、
どのようなことを注意すればよいですか、と思いながら記事を精読した。
この記事は『週刊新潮』の2017年7月20日文月増大号に掲載され、
関連の【ディリー新潮】に配信され、無断であるが転載させて頂く。
《・・盛夏の突然死を防ぐ総力ガイド
今年も夏休みまであと少し。
バカンスまでの日数を指折り数える時期になってきた。
だが、予報によると、観測史上最も暑かった昨年に続き、今年も猛烈な暑さが予想されているという。
この夏一番の暑さとなった7月8日には、525人が熱中症で搬送されていることから分かるように、
サウナのような「酷暑」が容赦なく日本列島を包もうとしている。
酷暑の季節といえば、真っ先に思い浮かぶのは熱中症だろう。
高齢者の場合、温度の感覚が鈍くなっているため、外で倒れる例だけでなく、
クーラーをつけないまま部屋で亡くなるケースも問題になっている。
ところが、熱中症と比べて、見過ごされがちな病気が身近にあることをご存じだろうか。
それが、夏に特有の脳梗塞や肺血栓塞栓症(そくせんしょう)、そして心筋梗塞だ。
最近では、これらは総称して「夏血栓」と呼ばれているが、従来の病気とどう違うのだろうか。
まずは夏に発症する脳梗塞の特徴から説明してゆこう。
☆脳梗塞は夏に多い
国立循環器病研究センターの統計によると、脳梗塞は夏(6、7、8月)に罹る患者が最も多い。
血管が破れる脳出血が、冬場に多発するのとは対照的だ。
「脳梗塞が夏に増えるのは、理由があるのです」
とは秋津医院の秋津壽男院長である。
「猛暑が続くと、身体は熱を放出するために、血管を広げるのです。
すると、血圧が落ちて、血流が鈍くなってくる。
さらに大量の汗をかくことで、水分が体外に逃げ、血液が濃くなってしまうのです。
ドロドロになった血液の中では、血の塊(血栓)が作られやすくなり、それが脳血管で詰まってしまう。
これが夏の脳梗塞の原因です」
それならビヤホールで大ジョッキをぐっとあおれば、水分補給になる、と思ったら大間違い。
ビールには利尿作用があって、逆に水分を外に連れ出してしまうのだ。
気を付けなくてはならないのは、夏の脳梗塞が一見、健康な人でも罹りやすいという点だ。
たとえば60キロの体重の人なら、体内の血液の量は4〜5リットル。
外気が暑くなってくると、汗などで500ミリリットルほどの水分なら、すぐに体から出てしまう。
そのため、血液は1割以上濃くなってしまうのだ。
「血栓はコレステロールが多い人や、血液が濃い真性多血症の人に出来やすいのですが、
そうでない人も、血栓が作られやすくなってしまうのです」(秋津院長)
☆熱中症か脳梗塞か
歌手の西城秀樹は2度脳梗塞に罹っているが、1度目はまだ48歳の時だった。
2003年6月、ディナーショーに出演するため韓国を訪れた際、サウナで体に負担をかけた後に発症したという。
1カ月ほど前から体調を崩していたというが、真夏の暑い日に汗をダラダラかいているのと同じだ。
さらに、夏の脳梗塞がやっかいなのは、熱中症と間違えられやすいことである。
暑いなか、急にしゃがみ込んだり、倒れる人がいたら、日陰で休ませたり、水分補給など、
熱中症の応急処置を取るものだ。
ところが、脳梗塞でそれをやってしまうと、手遅れになってしまう。
長年、脳梗塞患者を診てきた米山医院の米山公啓医師によると、
「熱中症か脳梗塞か分からない場合、一番簡単な見分け方として『ドロップハンド法』があります。
脳梗塞は身体の左右どちらかに症状が出ますから、動きが違ってくる。
やり方は寝ている状態で、両方の腕を持ち上げ、ぱっと放す。
どちらかの腕が先にパタンと速く落ちると、脳梗塞の可能性が高い。
そうなったら一刻も早く救急車に乗せるべきです」
血管内に出来た血栓が肺や心臓の冠動脈に運ばれると、今度は肺血栓や心筋梗塞を引き起こす。
「夏血栓」が怖いのは、専門家でもそれが分かりにくいことだ。
☆急に心肺停止
一般に血栓が肺の血管に詰まると、肺血栓塞栓症を引き起こす。
いわゆるエコノミークラス症候群だ。
サッカー元日本代表の高原直泰選手が、エコノミークラス症候群で、リハビリを余儀なくされたことでも知られているが、
最近では熊本地震の避難者が、マイカーの中での生活を強いられたため、重症患者が出たことは記憶に新しい。
自覚症状としては、胸痛や呼吸困難、さらには血痰などの症状があり、最悪の場合は心肺停止に陥る。
ところが、「夏血栓」から来る肺血栓塞栓症は、エコノミークラス症候群より、見つけるのが難しい。
車や飛行機に乗っていたわけではないため、本人も医師も気が付かないのだ。
治療が遅れてしまえば、当然、死亡率が跳ね上がる。
日本呼吸器学会に所属する専門医の大谷義夫医師(池袋大谷クリニック院長)は、
猛暑の日、「夏血栓」に見舞われた患者を診たことがある。
「その患者さんは50歳の銀行マンで、軽いぜんそく以外に持病がない人でした。
胸が苦しくなって病院に来たのですが、レントゲンを撮ってみると、一見何もないように見える。
ところが、待合室で突然、心肺停止になったのです」
急いで蘇生措置を施し、様々な検査をしてみると、肺動脈など2カ所の血管で大きな血栓が見つかった。
「原因も調べてみたのですが、生活習慣病などの基礎疾患がなく、
唯一のリスクとして考えられたのが、暑い日に水分を摂らずに、ずっと座りっぱなしだったことです。
それで、夏血栓だと分かった。
これは、恐ろしい病気だと思いましたね」(同)
☆32歳の男性のケースも
また、大谷医師は、「夏血栓」によって、心筋梗塞を引き起こしたケースも目の当たりにしている。
「32歳の男性が東京ドームでジャイアンツ戦を観戦していた時でした。
急に胸が痛くなって病院に救急搬送されてきたのですが、最初は気胸や胸膜炎を疑ったのです。
しかし、調べてみると違う。
もちろん、基礎疾患もありませんでした」
気になったのは、ビールをガンガン飲みながら、応援していたこと。
そして汗をびっしょりかいていたことだった。
「もしや、と思って心電図を取ると、心筋梗塞を起こしていたのです。
ビールの利尿作用で身体の水分が失われ、応援で体温が上がったため、脱水状態になったのでしょう。
血液はドロドロになっていたはずです」(同)
かように、「夏血栓」は、医者でさえ判断を迷ってしまうことがある。
発見と治療が遅れたら、自覚のないまま最悪の事態になることを覚悟しなくてはいけない。・・》
こうした記事を読み、熱中症も怖いけれど、今回学んだ突然死を招く「夏血栓」も怖いなぁ、と知った。
そして具体的な対策は、ないのかしら、と迷ったりしている中で、
ネットの【ディリー新潮】の7月23日に於いて、
『「夏血栓」を作らないために!”隠れ脱水”チェック法と食生活のポイント』と題された記事があり、
私はこっそりと学んだりした。
《・・『「夏血栓」を作らないために!”隠れ脱水”チェック法と食生活のポイント』
人は何もしなくても1日に約900ミリリットルの汗をかく。
夏になると、さらに増える。
気を付けなくてはならないのが、本人も知らないうちに「隠れ脱水」になっているケースだ。
「寝ている間にも汗は蒸発しますから、夜のうちに脱水症状に陥る場合があるのです。
朝起きたら手が動かなくなっており、病院に搬送されたら脳梗塞だったというケースもある」
と語るのは、日本呼吸器学会に所属する専門医の大谷義夫医師(池袋大谷クリニック院長)。
高齢になってくると、夜中のトイレが近くなってくる。
そのため、寝る前の水分を控える人も多いが、これも「夏血栓」には良くない。
昔の人が「宝水」といって枕元に水差しを置いていたのは、医学的な理由があったのだ。
老人の場合、体重に占める水分量は、成人より約10%少ない。
身体に水をためる能力が弱っているのだから、ちょっとしたことで脱水症状を起こし、血栓につながる。
「脱水症状を知るシグナルとしては、喉が渇くのはもちろん、口が乾燥して喋りづらい。
唾を飲み込みづらい。あるいは“ツルゴールの低下”があげられます。
ツルゴールとは、皮膚に緊張がある状態を指しますが、自分で確かめることが出来る。
手の甲の皮膚をつまんで持ち上げて離すのです。
2秒たって戻らなかったら脱水状態が疑われます」(同)
そこで、脱水症状に詳しい日本体育協会公認スポーツドクターの塩野潔氏に、正しい水分の摂り方を教えてもらおう。
「夏の水分補給は100ミリリットルの水を20分~30分に1回ぐらいのペースで摂るのが理想的です。
出来れば吸収しやすいスポーツドリンク(あるいは経口補水液)や、ひとつまみの塩を入れた水ならなお良いです。
水分を摂ったあとは、(汗で出てしまった塩分を補給するために)塩昆布や塩キャンディーをなめるのがいいでしょう」
こうした水分補給は60歳以上、特に血栓を起こしやすい動脈硬化や高血圧を抱えている人は、
念入りに行ったほうがいい。
また、水分補給のほかに血栓を防ぐには、普段の食べ物も大事だ。
「納豆に含まれるナットウキナーゼは、血をサラサラにする効果があります。
納豆の他には、赤ワイン、ココア、タマネギ、ゴマ、リンゴ、魚、ニンニク、ジャガイモなどにも、
抗血栓作用があると言われている。
特に赤ワインは血栓の形成を抑える食品として注目されています。
フランス人が肉や乳製品を大量に食べるのに、ドイツなどに比べて、心疾患が少ないのは、
赤ワインのポリフェノールのお蔭ではないかと見られているのです」(池袋大谷クリニック院長の大谷義夫医師)
「夏血栓」を防ぐには、何より水分補給、そして、普段の食生活に気を付けなくてはいけないのだ。・・》
私は読み終わった後、納豆、そしてタマネギもワカメとあえて朝食で愛食しているので、微笑んだりした。
しかし赤ワインは最近御無沙汰で、5日毎にビールかウィスキーの水割りを飲んでいるが、
駄目かしらと苦笑したりした。
そして私は、寒さも熱さも彼岸まで、と古人から伝えられているので、
秋の彼岸まで、この夏には、カンツオーネをかぼそい声で唄いながら、赤ワインを幾たびか飲もうかしら、
と微笑んだりした。
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