夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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団塊の世代が75歳を迎える2025年、介護難民が増大、改めて高齢者の私は学び、驚嘆して・・。

2017-08-28 16:17:27 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している【NEWS ポストセブン 】を見ている中で、
『 安倍政権による介護施設からの高齢者締め出し強化の背景 』と題した見出しを見てしまった。

私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく73歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけの家庭であり、
いつの日にか介護施設にお世話になることも、無念ながらも考えられるので、
記事を精読してしまった・・。


          

この記事の原文は、『週刊ポスト』の2017年9月1日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の【NEWS ポストセブン 】に8月22日に配信され、 無断ながら転載させて頂く。

《・・2016年11月、安倍晋三・首相は官邸で開いた「未来投資会議」でこう語った。
「団塊の世代が75歳を迎える2025年は、すぐそこに迫っています。

これに間に合うように『予防・健康管理』と『自立支援』に軸足を置いた新しい医療・介護システムを
2020年までに本格稼働させます。
本人が望む限り、介護が要らない状態までの回復をできる限り目指していきます」

これは政府が、新たに打ち出した「介護予防」という考えだ。

約800万人の「団塊の世代」が後期高齢者となる8年後には、
特別養護老人ホーム(特養)などに入れない介護難民が、43万人に達すると予測される。

介護予防とは、軽度の介護が必要な高齢者に、
運動や筋トレをさせて重度になるのを防ぐことで、自立支援に結びつけるというのが建前だ。


しかし、首相が「予防」や「自立」をことさら強調するのには、別の理由がある。

          

安倍政権は2015年に特養の入居基準を「要介護3」以上へと厳しくするなど、
介護施設からの「高齢者締め出し」政策を強化している。

今年の介護制度改革では、高齢者の介護認定を減らした自治体には、
予算(調整金)を増やす方針を決めた。

淑徳大学総合福祉学部教授の結城康博氏が語る。

「政府は、予防システムに力を入れることで、
ヘルパー派遣など費用のかかる本来の介護サービスを使わせないようにする狙いを感じる。

介護保険財政が厳しいからです。
特養の入所基準を引き上げたのも、カネのかかる特養を増やさないようにするためでしょう。


しかし、比較的軽度の要介護2でも、認知症の方は在宅介護が困難で、
特養入所が必要なケースは少なくない。

介護認定率を下げた自治体に調整金を増やすのも、高齢者に介護サービスをできるだけ使わせず、
施設に入居させないという政府の意図を強く感じます」


年金生活の高齢者にとって、年金から天引きで徴収される介護保険料の負担は重い
(全国平均月額1人5642円)。

それなのに、いざ介護が必要になっても、
要介護認定してもらえずに、介護サービスは受けられないのが現実なのだ。


「特養の入所が難しくなれば、民間の有料老人ホームなどに行く高齢者が増えるはず。
ただ、費用が高いため、国民年金加入者など受給額が少ない人は、払うのが難しいでしょう」(結城氏)


ここにも「老前破産」への暗闇が広がっている。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

           

私は日本人の平均寿命は、食生活の改善や医療の進歩などで延び続け、
おととしの平成27年には、男性が80.79歳、女性が87.05歳と私は学んだりした。

そして介護の必要がなく、健康的に生活できる「健康寿命」も、
平成25年の時点の推計で、男性が平均で71.19歳、女性が74.21歳と知ったりした。

そして誰しも憂いることは、「健康寿命」と「平均寿命」との間に、多くの御方が介護・要となり、
介護の状況により、やむなく介護施設に入居する事態となる。

今回、特に《・・約800万人の「団塊の世代」が後期高齢者となる8年後には、
特別養護老人ホーム(特養)などに入れない介護難民が、43万人に達すると予測される。
・・》
と私は動顛しながら学んだりした・・。

          

周知通り特別養護老人ホームは、本人と扶養義務者の所得によって金額が変わりるが、
月額利用費は、介護保険利用者負担費+食費+居住費=合計5万~15万と格安で入居でき、
医療費・散髪費等の日常生活費は実費負担になる、と報じられている。

そして「待機老人」が52万人いると新聞などで記載され、
やむなく有料老人ホームを選定される御方が多いのが、実態と私は思ったりしてきた。

しかしながら介護付き有料老人ホームを少し調べたりしてきたが、
それぞれの地域、介護の難度、施設の優良度合により、差異があることを学んだりしてきた。

私は世田谷区と狛江市に隣接した調布市
の外れに住んでいるが、
程近くにある三つばかり参考例として記載する。

A:入居費(0万円~840万円)そして月額(21.1万円~35.5万円)
B:入居費(0万円~1580万円)そして月額(0万円~63.7万円)
C:入居費(0万円~3600万円)そして月額(27.4万円~115.6万円)

入居費が廉(やす)ければ、月額の負担が多い上、
やはり介護の難度、施設の優良度合により、大幅な差異がある、と思われる。

そして今回の記事が、明確にされた通り、月額に含まれる範囲の費用は、
それぞれ施設によって、差異がある。

もとより介護
の難題は、いつまで介護を受ける必要な期間が判らず、やがて永がられば本人の自己負担額が増し、
こうした中で、資金不足となり、やがて介護難民になる。

私は裕福層には遥か遠い年金生活の身であるので、
改めて有料老人ホームの入居費、そして毎月の負担額が余りにも高価に、溜息をしたりした。

          


今回の記事に於いて、約800万人の「団塊の世代」が後期高齢者となる8年後、
私は介護難民にならないことは、ひたすら自助努力して、
介護の必要がなく、健康的に生活できる「健康寿命」を出来る限り長く保つしかない。

私は殆ど毎日、独りで外出して、
自宅から3キロ以内の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受している。

こうした根底として、いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、
ささやかな願いも叶えられなく困窮するので、ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、
或いは足早に歩くことが多くなっている。

そして富も名声も無縁な私としては、歩くこと、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体と信愛し、過ごしたりしている。

いつの日にか介護・要とか大病に遭遇しないことは、自助努力も肝要であるが、
こればかりは神様か仏様の采配に寄るよなぁ・・と微苦笑をしたりしている。
 

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