夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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エミー賞席巻の「SHOGUN 将軍」は、なぜこれほどアメリカで評価されたのか、私は学び・・。

2024-09-17 15:26:13 | 喜寿の頃からの思い
 

真田さんとサワイさんが喜び語る動画はこちら

主人公の虎永を演じた真田広之さん(左)と、英国人航海士の通訳・鞠子役のアンナ・サワイさん(Courtesy of FX Networks)
主人公の虎永を演じた真田広之さん(左)と、
英国人航海士の通訳・鞠子役のアンナ・サワイさん(Courtesy of FX Networks)


15日(現地時間)に発表されたエミー賞を、
日本が舞台の時代劇「SHOGUN 将軍」が席巻した。

なぜこれほど米国で評価されたのか。
ハリウッド在住の映画ジャーナリスト、猿渡由紀さんに受賞の背景を聞いた。

 
「SHOGUN 将軍」で覇権争いを演じる武将、虎永(真田広之)(Courtesy of FX Networks)ディズニープラスの「スター」で独占配信中
「SHOGUN 将軍」で覇権争いを演じる武将、虎永(真田広之)
(Courtesy of FX Networks)ディズニープラスの「スター」で独占配信中


「将軍」の成功は、最近の米国のエンターテインメント界の状況を反映している。

同じくジェームズ・クラベルの小説を原作とするテレビドラマは、
1980年に放送されて人気になり、米国では今でも中高年層によく知られている。
リメイクの話は何度も出ていた。

「SHOGUN 将軍」で覇権争いを演じる武将、虎永(真田広之)(Courtesy of FX Networks)ディズニープラスの「スター」で独占配信中
「SHOGUN 将軍」で覇権争いを演じる武将、虎永(真田広之)
(Courtesy of FX Networks)ディズニープラスの「スター」で独占配信中


幸運だったのは、オールアジア人キャストの映画「クレイジー・リッチ」や、
韓国の配信ドラマ「イカゲーム」、
米アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」が大ヒットしたこと。

米国でなじみのない人たちが出演している作品が、広く受け入れられた。

ハリウッドでは、「白人は、白人の作品しか見たくなく、米国人は字幕が嫌」
という価値観が、大勢を占めていた。

しかし最近の若者は「面白ければ見る」というオープンなスタンス。
特に大都市では、学校に様々な人種の友達がいるので、
白人以外の俳優たちが多数出演していても、抵抗感はない。
字幕作品にも慣れてきた。

米国のエンタメ業界では、今や多様性は常識で、無視すると
批判される時代になった。

テレビ界は、映画界より自然な形で多様化していたが、
2016年には米映画アカデミーが、本気で多様化への努力を開始。

アカデミー会員に女性や非白人を増やし、
ハリウッド作品に多様な俳優が登場するようになってきた。
そしてそれらの多くは、成功している。

作品の質には、自信はあっただろうが、
制作陣にとって、より良い環境が整ってきていたといえる。
製作したディズニー傘下の「FX」は、創立以来最大の予算をかけたとされている。



とはいえ、「将軍」がエミー賞を席巻したのは、物語が面白かったからに尽きる。
世界的に人気となったドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」を想起させるような 熾烈しれつ な権力争い、
かけひきがあった。

細部の美術や日本の描写は素晴らしかったが、物語自体がつまらなければ、
視聴者はこれほどまでに魅了されなかっただろう。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行など多くした。


ハリウッド在住の映画ジャーナリスト、猿渡由紀さんより、
エミー賞席巻の「SHOGUN 将軍」は、
なぜこれほどアメリカで評価されたのか、受賞の背景を私は学んだりした。
 
コメント (2)
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