夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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健康より“飽きない”うま味? 日本人が過剰に「塩分をとる」理由、77歳の私は学び、多々教示されて・・。

2021-10-12 15:03:43 | 喜寿の頃からの思い
先程、ときおり愛読している公式サイトの【 AERA dot.】に於いて、
『 健康より“飽きない”うま味? 日本人が過剰に「塩分をとる」理由 
と題された見出しを見たりした・・。

(週刊朝日2021年10月15日号より)
(週刊朝日2021年10月15日号より)


人生100年時代は、いつまでも健康に過ごしたい。

厚生労働省がまとめた「健康寿命延伸プラン」では、食環境が鍵とみている。
特に日本人は、減塩が大切だと指摘されている。

そもそも日本人は、どうして欧米諸国に比べて、塩分を過剰に摂取しがちなのか。
食欲の秋こそ、考えてみたい。

【食塩摂取源の加工食品ランキングはこちら】


「餃子は、具の下味をしっかりとつけ、食べるときには、
しょうゆを使わず、酢と胡椒につけて食べています」

国民的な人気料理の焼き餃子を食べる際に、管理栄養士の緑川鮎香さんが勧める減塩法だ。

しょうゆは、塩分を多く含み、小さじ1杯で、塩分量が約1グラムとされる。
餃子の具には、生姜を多めに入れ、風味づけに酒とごま油を加えているという。


2019年の国民健康・栄養調査結果によると、食塩摂取量は1日平均で10・1グラム。
1995年は13・2グラムあり、このところ減少傾向にあるが、
欧米諸国などに比べて高い水準で、世界保健機関(WHO)が推奨する1日5グラム未満の倍以上もある。

厚労省のサイトによると、ナトリウムは、
人体に必要なミネラルの一種で、主に食塩の形で摂取される。

細胞外液の浸透圧を調節し、細胞外液量を保つなどの役割がある。
人が1日に必要とするナトリウムは600ミリグラムで、食塩相当量は1・5グラムぐらい。

「ナトリウムは食事の素材に入っており、
普段の食事で1日に食塩相当量の1・5グラムぐらいとれるので、
ナトリウムが不足することはありません」

こう指摘するのは、公衆栄養学が専門で福岡女子大学名誉教授、奈良女子大学特任教授の早渕仁美さん。
1日の塩分摂取基準として「世界保健機関(WHO)は3グラムぐらいに抑えたいが、
食生活を楽しむため、5グラムぐらいにしている」(早渕仁美さん)という。

野生の動物も、塩分を必要としており、
「1日に1~2グラムで生活している」というのは滋賀医科大学教授の三浦克之さん。

日本高血圧学会の減塩・栄養委員会委員長の三浦克之さんは
「アマゾンの先住民の摂取量は、1~2グラムぐらい」と話す。

人類は調味料などから、大量に塩分をとっていると指摘する。
塩分を過剰にとると、どうなるのか。

(週刊朝日2021年10月15日号より)
(週刊朝日2021年10月15日号より)

「高血圧との関連が、一番大きな問題。
日本人の血圧は、すごく高く、脳卒中は1960年代がピークで、死因のトップだった」(三浦克之さん)

早渕仁美さんは、寝たきり介護の6割に、高血圧の問題があると指摘する。


世界保健機関(WHO)が、食塩摂取量を1日5グラム未満に推奨しているのは
「血圧が高くなることを一番の目安にしている」(三浦克之さん)。

ただ、国際的に達成している国は、多くないとも。
日本は5年ごとの見直しで徐々に下げ、当面の目標は
男性7・5グラム、女性6・5グラム、高血圧の人で6グラムとしている。

「医学的にとりすぎ」(三浦克之さん)とされるほど、
日本人が塩分をとってしまうのは、なぜなのか。


「日本は湿気の多い風土で、冷蔵庫のない時代から、防腐の目的で、塩を使ってきた。
浸透圧による脱水作用で、塩は細菌の増殖を抑える効果がある」(早渕さん)

さらに、日本料理は、味つけなどに塩分が多く使われる。

「日本人は、文化的にしょうゆや味噌を使ってきた。
調味料として、塩は飽きることがない味。
うま味成分のグルタミン酸だけでは、おいしく感じず、適量の塩が味を引き立たせる」(同)

塩には、食品の物性を変える効果もある。
かまぼこやハムなど、塩の働きで、弾力性が出てくる。
パンや麺類は塩がないと、小麦粉のなかでグルテンが形成されず、弾力性や伸展性が出てこない。

「加工食品では、塩が重要な役割を果たしている。
日本料理は、歯ざわりも大事で、塩が大きくかかわっている」(同)

このほかにも、塩の役割は多い。
「ほうれん草などの青ものをゆでるときに、塩を入れると、酵素作用を抑制する。
りんごを切ると変色するのが、酵素作用です」(同)



普段の食生活に、塩は欠かせない。
テレビで料理番組を見ると、必ずといっていいほど、塩少々と出てくる。
少々でも、使用頻度が高い。

塩分の過剰摂取をどう抑制すればいいのか。
「減塩と同時に、カリウムの摂取を増やすことも大事」(同)。

カリウムには、ナトリウムとともに体内で、細胞の浸透圧を維持するなどの働きがあり、
腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制し、尿への排泄を促して血圧を下げる。
例えば、塩化ナトリウムと塩化カリウムは分子構造が似ており、後者にも塩味があるという。

「食品会社では、塩化カリウムに置き換えても、変な味にならないように工夫している」(同)


◆屋外にいても飲み物ならすぐ

管理栄養士の緑川鮎香さんは、こうアドバイスする。

「塩分の濃い麺類などを食べるときに、
ほうれん草などの野菜や、のりを食べるとか、カリウムの多いものを意識するといい。
アボカドも、カリウムが多い食材の一つ」

カリウムは、果物にも多く含まれている。
早渕さんは、若い人が果物を十分に食べていないと指摘し、
外食や中食では、果汁100%のジュースを飲むことを勧める。

200ミリリットルで、カリウムが500ミリグラムくらいとれるという。
牛乳も200ミリリットルで、カリウムが300ミリグラムくらいあるほか、
カルシウムなどもとることができる。
「屋外にいても飲み物なら、すぐとれます」(早渕さん)



手軽な減塩法として、料理で味を調えるために、塩や胡椒を加える代わりに、
ごま油かレモン汁を少したらしてみることを、緑川さんは勧める。

油のとりすぎは注意が必要だが、ごま油だけでも「味がぐっと変わる」(緑川さん)。
物足りなさがあるときに、調味料でなく、
にんにくや、香りのあるしそなどを足してみるのもいいという。

また、しょうゆの代わりに、ポン酢を使ってみるのもいいかもしれない。
「同じ量で塩分は、半分以下になる」(早渕さん)



誰しも、おいしく食べたいものだが、
「味わって、体にいいものを食べるのが一番」(同)。

例えば、おいしいお豆腐は、しょうゆにつけず、そのまま食べてみると、
大豆の風味など、素材の味を楽しめる。
「ちょっと工夫して、食材を味わってみませんか」(同)

とはいえ、外食や中食では、すでに味がついていて、個人が塩分を調整するのは難しい。
「企業にも協力してもらい、社会全体で減塩の取り組みが必要」(三浦さん)

消費者側の問題もあると、早渕さんは指摘する。
企業が減塩食品を手間暇かけて開発しても、消費者が買わなければ、流通しなくなる。
消費者が変われば、企業も変わる。(本誌・浅井秀樹)‥  》


注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 

 
 

今回、《・・健康より“飽きない”うま味? 日本人が過剰に「塩分をとる」理由・・》、
学びながら微苦笑を重ねて、多々教示させられたりした。

我が家は、私がお醤油の掛け過ぎ、スイカな塩の掛けすぎ、濃い味のみそ汁・・など、
もとより
高血圧になるわょ、と家内から叱咤されたりしてきた・・。

そして3年半前の頃、私たち夫婦は駅前に買い物に行った時、
家内は可愛らしいスプレー式の容器をふたつ買い求めてきた・・。


【100均 便利グッズ♪】ダイソー アルコール除菌用にしょうゆスプレー容器が超便利。【感染予防】 - Bing video

この可愛らしいスプレー式の容器は、ひとつに、『お醤油』、
もうひとつの容器には、『ポン酢』を冷蔵庫に保管している。

この後、たとえば冷やした『お豆腐』を頂く時、
小皿に『お豆腐』に、そしてチュウブに入ったショウガを少しのせて、
スプレー式の容器の『お醤油』を取り出して、『お豆腐』の上に少しスプレーする。

或いはコンブと千切りにしたタマネギの和えたものを、朝食の前菜として、
愛食しているが、こうした時スプレー式の『ポン酢』を少しスプレーしている。

そして朝食の時は、『味噌汁』は廃止、『納豆』は醤油禁止、
或いは『スイカ』の時も塩を禁止・・と我が家は制約している・・。



当初は私としては戸惑っていたが、やはり高血圧で困苦して、
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
何かを断念しなければ・・と思いながら今日に至っている。
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