夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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人生100年時代 年金、医療制度の根底崩れ「老後破産」の危機、プラス思考の私は学び、やがて微苦笑して・・。

2018-12-07 15:06:37 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読しているネットの【 マネーポストWEB 】の『暮らしのマネー』を見ている中、
『 人生100年時代 年金、医療制度の根底崩れ「老後破産」の危機も 』と見出し記事を見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。

そして私たち夫婦は、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

もとより年金は、
我が家の生活費の基盤である。

そして医療に関しては、『国民健康保険』、『介護保険』に加入して、
もしも大病で高額治療になった場合は、「高額療養費制度」により程ほどの自己負担で済む、
と学んだりしてきた。

こうした中、年金も医療も我が家にとっては必要不可欠なことであり、
どのようなことですか・・と思いながら記事を精読してしまった・・。

この記事の原文は、『週刊ポスト』の2018年12月14日号に掲載された記事のひとつであり、
関連のネットの【 マネーポストWEB 】に12月5日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・人生100年時代 年金、医療制度の根底崩れ「老後破産」の危機も

              

日本人の平均寿命は、男性約81.1歳、女性約87.3歳(2017年)に達した。

実は日本人の“本当の寿命”は、もっと長い。
同い年の2人に1人が、その寿命まで生きる「50%生存年齢(寿命)」を試算すると、
現在55~60歳の男性の「2人に1人」は90歳超、女性の半数は100歳近くまで生きる・・・そう推定されているのだ。

人生100年時代は、“遠い将来世代”の問題ではなく、現在の50代、60代の世代が直面する現実なのだ。
しかし、その危機意識が、広く社会に共有されているとは、いえないだろう。

「長生き」が幸せとは限らない・・・。
世界有数の“長寿大国”となった日本では、そんな新しい価値観が定着し始めている。

長く生きるほど、蓄えが底をつくリスクは、大きくなるからだ。

              

でも、「病気になる年齢」は変わらない

今年60歳の世代が、大卒で社会人となった1980年、
日本人男性の平均寿命は、今よりずっと短い約73歳と計算されていた。

「人生長くても80年。
定年まで働いて、第二の人生の10数年は、悠々自適で暮らしたい」

“新人サラリーマン”の頃、漠然とそんな老後の人生設計を思い描いていたはずだ。
それがいま、寿命が大きく延びているにもかかわらず、
昔のままの発想で、人生プランを立てようとしている人が多い。

年金や医療保険、定年など社会の様々な制度も「人生80年」を前提につくられているのだから、
危機感が持てないのも無理はないだろう。

たとえば年金制度は、「40年間(20~60歳)保険料を支払い、
15年間(65~80歳)年金を受給する」という計算で組み立てられている。

しかし、人生100年時代に受給期間が35年に伸びれば、
制度は根底から崩れ、国が年金を払えなくなるのは、時間の問題と覚悟しておいた方がいい。

              

医療も同じだ。
日本人の「健康寿命」は男性約72歳、女性約75歳(2016年、厚労省調べ)とされるが、
平均寿命には、追いつけない。

制度上も、現役世代の人口が先細るなか、
100歳まで寿命が延びる高齢者の医療費を支えるには、限界がある。

ニッセイ基礎研究所の村松容子・准主任研究員が語る。

「寿命が延びたからといって、病気にかかる年齢が遅くなっているわけではありません。
むしろ、昔ならがんを宣告されて余命5年だった人が、
医療の進歩で10年や15年間生きることができるようになった。

つまり『病後』が長くなっているわけで、
その分、医療費の支払いや家族の介護負担が、重くなっていく。

とりわけ懸念されるのは、早いタイミングで体を壊した人が、
どんどん負のスパイラルに陥る危険が大きいことです。

60代で病気をして働けない状態になれば、
収入が絶たれたなかで、医療費がどんどん出ていくことになる。
貯蓄を取り崩すだけの状況が30年も続けば、すべてを失う老後破産は避けられません」

一度、負の連鎖にとらわれると、
「長い人生」の残り期間を苦しみ続けることになりかねないのだ。

もちろん、年金と同様に日本人の寿命が延び続ければ、
健康保険制度の前提が、根幹から揺らぐことになってしまう。

すでに、高齢者の医療費のために投入されている現役世代の健康保険からの支援金と国費は相当額にのぼり、
75歳以上の後期高齢者の自己負担増の動きが始まっている。

医療費の支払いを“現役世代並み”で求められる人は、
寿命が延びるとともに、どんどん増えていくと考えられるのだ。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

記事を読み終えた後、何かとプラス思考の私は、微苦笑を重ねたりした・・。

年金に関しては、少子高齢化が加速される中、働いて下さる方が減少して、
受給者の私たち高齢者は増加するので、やむなく年金額は、やがて10%前後は減少すると思われるが、
年金制度は崩壊しない、と書物から学んできた。

平均寿命に関しては、「人生100年時代」は、男性では100人に1~2人、女性で10人に1人弱、
実像である、と私は11月上旬で学んできた、

沢田 浩さんの寄稿文が【 現代ビジネス 】に配信され、この一部を転載させて頂く。

《・・(略)・・安倍内閣の「人生100年時代」も、鵜呑みにはできない。
100歳以上の人生を生きる人たちが、今後増えることはよくわかった。

そのうえで肝は、「どのくらいの確率で、私たちが100年を生きられるか」ということである。


厚労省や、総務省の公表資料からひも解くと、今年2018年に100歳を迎える人は、
3万2241人(男性4453人、女性2万7788人)。

いずれも、1918年生まれの人たちだが、その年の出生数179万1992人から導くと、
実際に100年を生きる人の確率は、実に1.8%。

うち、男性は0.49%。
つまり、1000人に4~5人しか、100年を生きられないということだ。

3万人近くが100歳を迎えた女性の場合でも、3.167%。
多いといっても、100人に3人ほどである。


現在の日本の総人口1億2600万人に対する構成比では、100歳以上はわずかに0.1%である。
日本の将来人口推計では、この比率が2040年には、0.3%と3倍となる。
その推移からすると、2040年に人生100年を迎えるであろう人も、現在の3倍くらいにはなるだろう。

男性では100人に1~2人、女性で10人に1人弱。
これが「人生100年時代」の本当の実像のようである。・・》

こうしたことを学び、殆どの御方は、
現代の平均寿命は、男性約81.1歳、女性約87.3歳(2017年)であるが、
やがてプラス5歳前後が、平均寿命の実態になるかしら、と私は思案させられてきた。

              

私たち夫婦は年金生活14年が過ぎているが、
幸運にも大病に遭遇せずに、健康寿命を保っている。

こうした中、健康上の問題で日常生活が制限されずに、行動できる健康寿命は、
男性72.14歳、女性74.79歳と学んできた。

そして平均寿命と健康寿命との差は、男性8.84 年、女性12.35 年
(厚生労働省平成30年「健康日本21推進専門員会」資料)、と公表されている。

 
そして亡くなるまでの日常生活に制限されるこの期間、
それぞれ多くの御方が自助努力をされ、何とか人に頼よる介護・要の期間をできる限りないように願い、
平均寿命=健康寿命を目標に、日々を過ごされている御方が多いと思われる。

その上、高齢者自身の意欲と医療の更なる向上で、平均寿命が数年伸びる中、
多くの御方が心身溌溂とした晩年期を願い、私自身も念願したりしている。

このようなことが多くの高齢者が実施すれば、医療費、介護費は激少し、
医療制度の安定する、と思ったりして、微苦笑したりする時もある。
 


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