夢逢人かりそめ草紙          

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大竹しのぶ、安倍寧、ピアフを語り尽くすトークショー「音故知新 ピアフ~恋に生き、歌に生き」を観覧して・・。

2018-10-11 14:48:25 | 音 楽

読売新聞は「音故知新」の特集記事を音楽評論家の安倍寧さんが中核となり連載しているが、
今回、女優の大竹しのぶさんをゲストとして招き、
公開のトークショーが10月10日にシアタークリエで行われた。

女優の大竹しのぶさんが2011年以来、過去3度にわたってシアタークリエの舞台「ピアフ」に主演し、
多くの方からピアフが乗り移ったと賞賛された迫真の演技を披露され、
今年11月には4度目の再演を控えている。

こうした中で、舞台「ピアフ」の開演する前の序曲として、500名の御方の観覧者の前で、
音楽評論家の安倍寧さんに導かれて、女優の大竹しのぶさんがピアフを語り尽くす、テーマであった。

音楽評論家の安倍寧さんは、美空ひばりさん、越路吹雪さん、フランク・シナトラ、エルヴィス・プレスリー、ビートルズ等、
今や伝説となったアーティストをリアル・タイムで見聞きし、論評してきた御方である。

或いは、浅利慶太さんの学生時代からの盟友でもあり、
劇団四季取締役として、「キャッツ」、「オペラ座の怪人」、「マンマ・ミーア!」などの
日本公演の企画、交渉に深く携わった、と私は過ぎし年に関係者から聞いたりしてきた。

そしてピアフの歌を数多く唄っていた越路吹雪さんにアドバイスされた安倍寧さんが、
女優の大竹しのぶさんにピアフを演じたら・・進言されたことは、伝説となり始めている。

今回、こうしたおふたりが、安倍寧さんが、女優の大竹しのぶさんにピアフを演じたら、と進言された
エピソードを談笑するように語り合ったりした。

               

そしてピアフの壮絶な人生の中、ピアフが愛した人を語ったりあう中で、
こうしたひとりに公演旅行に同行させたシャルル・アズナブールも・・と語り合ったりした。

そして過日、日本の公演で圧倒的に好評だったシャルル・アズナブールの力量にお互いに感動した後、
シャルル・アズナーブルを囲んで、数多くのバラの花束を抱えた大竹しのぶさん、そして安倍寧さんの一期一会の写真が
今回、掲げられたりした。

或いは大竹しのぶさんは、舞台「ピアフ」の主演を、公演開催期間、
連日してきたが、その日、その日の思いで演技してきたので、
もとより( 映画、テレビのように )同じことはない。

このような意味合いの言葉、真摯に大竹しのぶさんは、発露されていた。
https://www.tohostage.com/piaf2018/
☆ 大竹しのぶ・主演『ピアフ』オフィシャル サイト ☆

こうしたトークショー
が終わった後、エディット・ピアフの命日のあたり、
10月10日にカバーアルバム『SHINOBU avec PIAF』を発売に際して、
この中の二曲をアコーディオンの演奏する中、披露された。

最初は『アコーディオン弾き』、この後は『愛の賛歌』であった。

私は音楽好きで、この名曲ふたつも数多くの歌手が唄うのを聴いたしていたが、
やはり大竹しのぶさんは、良き意味合いで舞台「ピアフ」の主演を演じてきたので、
舞台女優としての圧倒的な表現力で唄われて、歌手の領域と違う魅力させる力量が十二分に発露した。

この後、大竹しのぶさんは、最初の曲は美輪明宏さんの訳詞で唄ってきたが、
今宵は、初めて岩崎時子さんの訳詞で唄い、少し戸惑った、と発言されていた。

こうした言葉、しぐさが、若い女性のような可愛らしさがあり、
大竹しのぶさんは、もとよりテレビドラマ、映画、舞台、CMなど多彩に活躍され、
何よりも第一線で45年近く継続している稀(まれ)な御方である。

人は誰しも光と影があり、大竹しのぶさんは、特に影の深淵も深く演じられる稀(まれ)な御方であり、
テレビドラマ、映画、舞台の第一線の演出される御方が、大竹しのぶさんを抜擢したがる
稀(まれ)な御方、と私は感じたりしてきた。

この後、大竹しのぶさんはアルバムの制作過程に触れて、それぞれのミュージシャンの演奏と共に、
同時に唄った、発露された。

こうした録音方法は、過ぎし1970年代までに流行った方法であるが、
これ以降はそれぞれのミュージシャンの演奏され、歌い手も別の機会で唄われたり、
こうした後に、マルチ録音方法でつなぎ合わせることが殆どとなっている。

現代、余程の自信のある歌い手、或いはミュージシャンの演奏と共に、唄いあげる効果が曲の思いが深まる、
と信愛している歌い手、と私は思っているので、
大竹しのぶさんは、舞台経験を重ねた為か、この高揚感が御存知だ、と私は好感を増したりした。

               

この後、大竹しのぶさんは、私生活の面を発言されていた。
過ぎし9月1日に老衰のため死去した母(享年96歳)への思いを語り、
『あっぱれな人生でした』と語り合うように明言された。

そして『行ってきます』、『ただいま』を言う人がいなく、
母親って、こんなに大きな人だったんだな・・と喪失感を発露されたりした・。

この後、今回の観覧料は3000円であるが、主催社の御厚意で、
大竹しのぶさんの最新アルバム『SHINOBU avec PIAF』を無料で、
観覧者500名に、大竹しのぶさん御自身で、手渡すイベントが実施された。

今回、私は観覧者のひとりとして鑑賞したが、20代後半から70代まで幅広い世代で、
女性が7割前後であった。

こうした中の最後に、大竹しのぶさん御自身で手渡すイベントに於いて、
観覧者の御方が、大竹しのぶさん御自身に、その御方なりの思いを言葉にして、
アルバムを受け取っていた・・。

しかしながら、おひとりさまが30秒の熱き思いを大竹しのぶさんに伝えると、
時間が要した。

やがて私の順番になると、大竹しのぶさんは既(すで)に一時間以上の手渡し応対に、お気の毒と感じて、
『お疲れさまですねぇ・・』と短く微笑みながら握手をしたが、
想定した以上に大竹しのぶさんの手は、若く柔らかく感じたりした。

そして私は、シアタークリエを辞して、帰宅に向かった。

尚、コメント欄は、再開致しました。


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