お一人ランチは、恵比寿「山長」のうどん。
渋谷川沿いにある細長い形をした恵比寿東公園は、タコの形をした大きな
すべり台があるので、通称「タコ公園」と呼ばれています。
お店は、この脇の小道にあります。
山長は、大阪日本橋・黒門市場で削節問屋を営む山長商店(創業:安政元年)
ブランドの関西風のうどん屋さん。テレビや雑誌にもよく取り上げられているようです。
店内は、こぢんまりとしながらも、窓からの日差しがたっぷり入るので、明るく女性
一人でも入りやすい内装。 木目の家具を使い、シンプルながらも空間に暖かみと
優しさを出しています。 白地の暖簾は、清潔感を感じますね~。
名物の山長うどんを注文します。出汁は温・冷を選べるのとのことで、冷たいほうで
お願いしましょう。ランチ時には、無料で鶏と生姜の炊き込み御飯(漬物付)が
つくとのこと。もちろん遠慮せずいただきますって~~。
山長うどん(冷)@880
冷汁は、本枯節、鯖節、宗田節を中心に追い鰹を加えた濃厚な出汁。
熟成された醤油ならではの 深い味わいのかえしを加え まろやかな旨みの
つゆの冷たい汁。
これに対して、温汁は、真昆布、鯖節、うるめ節を中心に時間をかけて引いた
透明感の中に深みのある出汁。厳選された調味料を合わせ、繊細で香り豊かな
つゆの温かい汁。とのことです。
さすが、「山長ブランドの素材を使った"贅を尽くしたこだわりの出汁"が自慢です」
と謳うだけのことはあります。 私は、冷汁です。 追い鰹が強く香ります。
薬味は、胡麻豆腐、ネギ、みょうが、茄子の揚げ浸し、胡麻豆腐、
きんぴらごぼう、湯通しをして搾った白菜、血合い抜きの削り節。
手桶に入ったうどん。やや細め、強烈なコシには欠けるものの、そこそこの弾力と
ツルツルとした喉越しが滑らかです。 うどん大盛りは100円増し。
鶏と生姜の炊き込み御飯(漬物付)
鶏と生姜って合いますね~。おかわりしたいぐらいなんですが・・・。
漬物は柚子白菜でした。
おっ、ドブ浸け。
冷たい汁に、別皿の薬味を入れ、うどんを浸けて食べるのです。
少しずつ味を変えて楽しめるのは、面白みがありますね。
個人的には、茄子の揚げ浸しが好みでした。
きんぴらを入れると汁の味が変わってしまうので、様子見をしたほうが
よいかもしれません。 きんぴらは飯で食いたいのが正直なところ。。。
卓上には、七味、塩、胡椒の他に胡麻、天かすもあります。
そば湯ならぬ二番出汁~~。 温かいです。
汁に足して使います。香りはつよくありませんが、二番出汁のほうがまろやか
に感じました。 関西方面のうどん屋さんでは、こうして二番出汁を持ってきて
くれるものなのかしら??
個人的な感想としては、出汁にこだわるだけあって汁は美味しいのですが、
うどんは、この汁に釣り合いが取れるほどのものではないと思います。
心細い感じです~。もったいないな~~。
とはいえ、ランチで880円。このお味ならお値打ちです。
16時までランチがいただけるのも、勝手がきいてよいのですが、朝方まで
営業されているのも注目です。
今度は、透明感のある温かいうどんを食べてみたいと思います。
また、そば屋のつまみ並みに一品料理も豊富なので、夜に再訪しても
良いかもしれませんわ。
山長(やまちょう)
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-1-5 恵比寿オークビル 1F
TEL 03-3443-1701
営業時間/ 11:30~16:00(L.O.15:30) 17:00~翌4:30(L.O.翌4:00)
定休日 無休