ちょっと、一杯やっていこうか~、のお誘い。遠出も面倒。
移動の中間地点で、立ち寄るのが、いつもの居酒屋、蒲田「海老勝」。
もう記事にするまでもないのですが、2階席は季節ごとに模様替えをするので
初秋バージョンのご紹介です。
下駄箱の上では、張子の動物達がお客様をお出迎え。
狸の愛らしい表情と、フクロウのきょとんとした瞳には、思わず頬が緩みます。
一点ものの鈴虫籠。籠の横にはスイッチがあるのでONにすると
涼しげな音を聞かせてくれます。
蒲田駅前の雑踏を抜け、居酒屋の2階に、このような心和む空間があるとは。
工芸品と言えど、日本の風情を感じざるを得ません。和の癒しですね。
前回、下駄箱の上にいた主力の猫は客席側に移動。
初秋のテーマはお月見うさぎのようです。
座布団カバーの柄は薄紫地に白いうさぎが飛び跳ねています。
タペストリーもテーマに沿ったお月見うさぎ。和の優しい色合いがしっくりと
空間に馴染みます。 それにしても、いい飲みっぷりしてますね~。
「今宵もはじめようや~。」小脇に魚を抱えた猫が手招きしています。
じゃ、今回の海老勝で食べたものを記録しま~す。
お通しは、菜ものとぶなしめじのおひたし、とびっこ
生ビール @600×2
ここの生ビール美味いんですよ。いい泡くれるでしょ。
活かわはぎ刺@980
「佐島」産のかわはぎ。
佐島とは神奈川県横須賀市にある漁港のひとつ。
鎌倉、逗子、葉山あたりでは佐島産のお魚が居酒屋でも扱われるのですが
蒲田で「佐島」とは・・・?ちゃんと理由があるようです。
淡白なかわはぎの身に濃厚な肝。こってり刺身につけて食べますよ~。
豆あじ唐揚@680
同じく「佐島」産の豆あじ。
素揚げに塩がかけられています。軽くレモンを絞っていただきます。
香ばしくて、酒のつまみにぴったり。頭からバリバリ食べれるのでカルシウムも
摂れます。美味しい上に身体にも良いなんて、なんてスグレモノなんでしょう。
卓上塩があるよ~。 海人の藻塩(あまびとのもしお)天然塩。
なかなかいいお塩を使っているね。
そろそろ、いつもの焼酎やりますか~。
焼酎は他にもあるんですが、一番お手頃な お店のロゴ入り陶器ボトル
鹿児島の麦焼酎 伝説 四合 25°@2900を(「海老勝」)を注文。
「わしにも一杯くれんかのぉ~~~」
おっ、頼もしいね。 どーぞ、どーぞ。
まつたけと鱧どびん蒸し@1180
メニューに「まつたけ」を発見。 食わねばなるまいっ。
今年の初物。秋の味覚キング! まーつーたーけ♪ 参上。
鱧、まつたけ、海老、ぎんなん、鶏肉、三つ葉。
蓋を開けると覗かせる具材を、まずは目で楽しみましょう。
2人で分けあっているので、お猪口をもう一ついただきました。
松茸の何とも言えない良い香りが広がります。
すだちは好みで、少しずつ絞りながら調整しましょう。
一口、旨みと香りの出た、とびきり美味しいお出汁をいただいたあとは、
具を箸でつまんでいきます。 うまーーーーっ。品がいいです。
まぐろかま焼き@880
かなりのボリューム。焼きと言うよりも煮物のように生姜がきいて甘辛の味付け。
上にのせられた大根おろしもタレがからまって、ご飯が食べたくなります。
今回、おかみさんと、初秋バージョンの店内や置物についてお話をさせて
いただきました。店内に飾られている置物は、動物好きのおかみさんが
そろえ手入れをなさっているとのこと。そして、季節感を大事にしたいという思いは
座布団カバーからタペストリー他、隅々まで行き渡っているようです。
「佐島」ですが、ご夫妻は鎌倉にご自宅があるそうです。
地元の方にお願いして、この店に卸していただいているとのこと。
おーーーっ、鎌倉夫人ですかっ。
もとは下町育ちなのよ と親しみやすいおかみさんは、お話好きで心優しく
とても活動的な方でした。
おかみさんの話では、「海老勝」と彫られた猫は、特別に作家さんに
お願いして焼かれたものとのこと。
ご主人に似てます。と従業員さんにも評判だそうです。
さて、お会計ですが、2名で、9996円なり~。
「また、来ておくれ~」 靴を履く私の後ろで、今回はご主人似の海老勝猫さんが
そうささやいたような・・・。
ちなみにお店は、カードでのお支払いも可です。
海老勝
〒 144-0051 東京都大田区西蒲田7-67-8
TEL 03-3735-2755
営業時間/ 16:30~23:30(L.O.23:00)
定休日 無休