「竹林の道」は大河内山荘付近まで続いています。
大河内山荘は「丹下左膳」をはじめ数々の時代劇に出演、人気を集めた昭和を
代表する映画俳優大河内傳次郎が百人一首で有名な小倉山からの雄大な風景に
魅せられ、30年の歳月をかけて造りあげた別荘庭園。
正式名称「大河内山荘庭園」は国指定文化財。
開園時間 9:00~17:00(年中無休) 大人1000円、中小学生500円。
入山料にはお抹茶が付いています。
中門から入り順路に従い巡ってみることにしました。
約2万平米の広大な回遊式庭園には山荘や茶室が点在しています。
まずは右手側。
大乗閣。 笛吹嘉一郎作。
ここで振り返-る!・・・貸切状態。観光客はどこに集まっているのだろう?
しかし落ち着いて見学ができることはお得感あり。
持仏堂。
関東大震災(1923年・大正12年・27歳遭遇)からの念願だった持仏堂。
撮影の合間にここで念仏し、瞑想し、静寂を得て映画創りから芸術性を
見出し、以降庭の創作にあけくれたようです。
滴水庵に続く前庭。
まだ青い紅葉が清々しい。
紅葉のシーズンにはまた違った風情を感じられることでしょう。
滴水庵。茶室です。
山の中腹に観えるのは千光寺(大悲閣)のようです。
この上は展望、月香亭。
桜や楓が多く植栽された園内。
嵐山に保津川の清流、比叡山や京の町並みなども眺められます。
また敷地内には「大河内傳次郎記念館」があり写真などが展示されていました。
ぐるりと巡ったあとは、お抹茶席に移動しました。室内には扇風機も♪
窓の外には清涼感のある竹林が広がっています。
(ノブロー) 茶菓子は「大河内山荘」のモナカだで。
(ノブロー) ヨン、兵庫の白熊さんに挨拶するだよ。
おめも選抜メンバーで京都に来てること知らせにゃならんだで。
(ヨンクマ) ・・・お抹茶、冷たくて美味しいよぉ。
(ノブロー) ヨン、おめホームシックになっただか?
「大河内山荘」を出たあとは「嵐山公園亀山地区」を通り渡月橋方面に戻ることにしました。
小高い丘の公園でして、その中には広場や展望台、児童広場もあり、
古今和歌集小倉百人一首の詩碑も観られました。
自然が豊かで静けさが似合う。 これは穴場かもしれないっ!
のちに、野生の猿に注意してくださいという看板を見つけました。
猿には会わなかったけどな~。
注意事項として記されていたのは
- ○猿に近寄らない。
- ○相手にしない。目を合わさない。
- ○猿に食べ物をやらない。 こと。
大堰川沿いの茶店の脇にでてきました。
この先には近衛文麿の別邸を改修して作られた京料理の有名店、松籟庵
(しょうらいあん)があります。