昼食は嵐山通船 渡月橋の上流の乗り場より屋形船に乗船(60分)
京料理民宿「一休」の京風手提げ弁当(三段弁当)と湯豆腐を
いただくことになります。
これが貴船の川床に並ぶこのツアーの目玉!
乗船できてよかった♪
大雨・増水・強風により出航できない場合は店内食になり船代のみ当日返金と
案内を受けていました。
さて、大堰川の船遊びは平安時代の公家の間に広まったことにはじまりますが、
明治には観光用として屋形船が遊覧しているとのこと。
シンプルな屋形船ですから、東京北品川の船清や浅草橋の田中屋と違い
お手洗いはついていません。
アルコール類もこの時点では購入不可。
冷たいお茶はポットで置いていってくださるのですがね。
びっしびしに乗船しているので、炎天下、喉が乾いてすぐなくなっちゃう。
飲み物は持ち込めたようなので、添乗員さんが事前に教えて下さってくれれば
各自買ってきたのに!と一同少しブーイング。
船内は狭く三段弁当も全て一度に出すことができません。
一段目(右) もずく酢、ハジカミ、豚肉の八幡巻き、魚のあられ揚げ、青梅漬け、
胡麻豆腐、玉子焼き。
二段目(左) 里芋・小茄子・湯葉・紅葉麩の煮物。グリンピースを飾りにあしらっています。
(奥) 湯豆腐。薬味はネギ、生姜、かつおぶし、海苔。
この暑いのに固形燃料に自力で火をつけ温めます。
ツアーのお客様の中には、冷奴でいいのに~という声もありましたが、
湯豆腐のたれは甘めながらなかなか美味い。 ん、いいよ、これで。
三段目 ひょうたん型で抜いたご飯。上には少量のしそ香味。漬物はしば漬け。
お料理をいただきながら屋形船は出発進行!
大堰川上流まで船頭さんが竿一本で遊覧してくださいます。
あっ!やっと来たわ。
船清でも業者さんがやってきましたが、大堰川でも業者さんはぴったりと船を
寄せてきます。
じつは乗船後、お料理がセットされている状態なので、すぐに船頭さんにお聞きした
のですが、舟宿と料理、酒の業者はそれぞれ違うのでアルコールは出したくても
出せないとのこと。 いろいろ難しい様子なのだ。
飲み物は上流碇泊時に業者さんが売りに来てくださるとのことで、確かに来ては
くれましたが、その頃にはみなさん、食事はほぼ終わってました。ぐわぁーん(ノ_≦。)
でもね、私は買いましたよ。缶ビールを1本、400円なり。
業者さんの船にはわらび餅@350やお菓子など食べ物も積んでましたね。
この他、使い捨てのカメラも置いていたので頼もしい限りです。
左手に観えるのは「星のや 京都」
旧経営者の死去により休業していた風光明媚な嵐山の老舗旅館「嵐山温泉・嵐峡館」を
星野リゾートが買収。本館を改装し高級旅館「星のや 京都」を開業。
送迎も屋形船となったそうですが、旅なれたツアーのお姉さま方のお話によると
同旅館は1泊5万以上!と超バブリーなのである。 とても手がでませんわ。
船頭さんのお話によるとこの嵐峡のあたりから見る景色が本来の嵐山とのこと。
ユーモアのある船頭さんで、京都はご存知日本で一番殺人事件が多い場所で
早朝小林稔侍さんがよくいらしていると、つまりサスペンスドラマの撮影ですね。
船頭さんのお話に耳を傾けながらの遊覧、お弁当に関しては量も控えめで特筆すべき
点はありませんが、屋形船の風情に加え嵐峡のあたりは涼を感じることができました。
なお、貸切屋形船は2名からでも申し込むことが可能らしいのでご興味のある方は
嵐山通船までお問い合わせくださいね。