今年の私の紅葉狩りの大本命は
臨済宗永源寺派 大本山 永源寺。山号は瑞石山。
紅葉の美しさでも名高い「永源寺」は、近年人気のスポット。
愛知川にかかる旦度橋からの眺めも美しい。
-永源寺の歴史-
室町時代はじめ康安元年(1361)に近江の領守佐々木氏頼が寂室元光禅師の高徳を
慕い、風光明媚なこの地に伽藍を創建し、禅師を迎えて開山されました。
禅師の亡き後も4人の高弟により大いに隆昌しましたが、明応(1492)永禄(1563)と
度重なる兵火によって寺院堂宇ことごことくを失いました。以後寺運は衰退。
第79世空子和尚は名声高い一 絲文守禅師(仏頂国師)に懇願し、寛永20年(1643)
禅師は第80世として住山、後水尾天皇や彦根藩井伊家の帰依を得て伽藍が再興され、
再び法燈が輝いたのです。
明治以来、臨済宗永源寺派として孤立し、一派の本山となりました。
-開山-
寂室元光禅師(正燈国師)
禅師は正応3年(1290)藤原実頼七世の孫として岡山県勝浦に生まれ、13歳で出家、
18歳鎌倉の約翁禅師のもと大悟され、31歳から7年間中国に渡られ、天目山の
中峰和尚につき修行。晩年72歳で永源寺に入寺開山されました。
(永源寺のしおり等より抜粋)
大歇橋を渡り参道の120段の石段(羅漢坂)を登りつめると、
左の岩山に釈迦・文殊・普賢像と十六羅漢の石仏が奉安されています。
総門。
(ヨンクマ) ここの紅葉綺麗だねっ。
(みに) ヨンちゃん、記念写真ね。ほら、下には愛知川が見えるわよ。
山門。
楼上には釈迦三尊と十六羅漢が奉安されています。
鐘楼。
方丈(本堂) 明和2年(1765)
本山古例の法要を行う道場。屋根は国内屈指の葦(よし)葺き。
芭蕉の句碑(こんにゃくのさしみもすこし梅の花)