みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

愛知・滋賀旅行 №14 西明寺

2011-12-17 | 旅行・近畿/中部

「西明寺」

平安時代、仁明(にんみょう)天皇の勅願により三修上人が開山した天台宗の

仏教寺院。 山号は龍応山(りゅうおうざん)。ご本尊は薬師如来。

バスガイドさんの説明によると、名勝庭園「蓬莱庭」内は本堂へ一方通行。

したがって、庭園を先に観る形で本堂に向かいます。

山門を入り、まずは「不断桜」を観賞。

例年9月上旬に咲き始め、11月には満開になり、紅葉の時期には季節はずれの

花見を楽しむことができるとのことですが、今年はどうしたことでしょう?

見頃を過ぎてしまったのかな。 

不断桜がいまひとつということもあって、ツアー一行は足早に次に向かいます。

苔は西明寺が好きなんですって。 そうよ、苔の持ち帰り厳禁だ(o`Θ´)ノ 

苔たちは、ここに居たがっているのだ!尊重しよう。

添乗員さんのお話によると、西明寺は苔が美しいことでも有名のよう。

たしかに、参道のまわりには、ふかふかの苔。

紅葉たちもこの苔が大好きだわね。心なしか、気持ち良さそう。

長い石段をのぼって

西明寺本坊「蓬莱庭」に到着しました。西国薬師四十九霊場第三十二番札所。

湖東三山集印色紙。

さて、国指定の名勝庭園は、鶴亀の「蓬莱庭」と名付けられており池泉回遊式庭園。

こちらの不断桜は咲いているようですな。

江戸時代延宝元年(1673年)、望月越中守(友閑)の作庭です。

薬師如来・日光・月光の三尊仏をあらわす立石、十二神将等をあらわす石組があり

心字池には折り鶴の鶴島と亀島がある。園内に石屋弥陀六の作 燈籠がある。 

                                     -西明寺のしおりより-

池には小さいけど鯉かな。スイスイ泳いでいます。

この子たちは、観光客相手にお口パクパク攻撃より、藻をたべてるのかな。

おかげさまでメタボとは無縁、スレンダーです。

一方通行ということもあり、この時期立ち止まってじっくり鑑賞することが難しかった

のですが、調和のとれた美しい庭園でした。

本堂。

鎌倉時代初期建立。(国宝第一号指定)

織田信長は比叡山を焼き討ちしてその直後に、西明寺も焼き討ちをしたそうです。

幸に本堂、三重塔、二天門が火難を免れ現存。

二天門(重要文化財)。

室町時代の建築。 本堂側からの写真。

大失敗しちゃいましたーー。

庭園から本堂に入ってますので、二天門の表側を拝見し損ねてしまいました。 

あとで調べたところ、やはり二天門には草鞋が下げられ、左右には、「金剛輪寺」

同様に四天王のうちの増長天・持国天がお寺を守っておられたとのこと。

凛々しいお姿を観たかったなあ。 違いも写真に収めたかった。。

庭園側から入るとき、ここは見逃さないよう注意しましょう。 

そして、なんと三重塔(国宝)は再生活用事業中。残念。

しかし、一階屋根の近くに見学用通路が設けられ、修理現場を見学できるように

なっています。

こうしたチャンスは滅多にないので見学。

修理のための事業期間は、平成23年4月1日~平成24年3月31日だそうです。

鐘楼。

めずらしく空いていたので、さっそく連れと一緒に。

ぉぉぉ--ん!! まわりがびっくりするぐらい大きい音。騒音にも近いわ。

今回は力が入りすぎてしまいました。 煩悩払拭ならず・・・。

鐘撞きが失敗して、ショックを受けこの下り坂を降りたのがいかんかった。

ここは二天門に戻る場面だろー、は後のまつり。

なだらかな下り坂。

十一面観音像。

鮮やかな紅葉の中に佇まれるお姿が美しい。

表参道付近で添乗員さんと遭遇。

「提出のお写真ですか?」

「苔が美しい・・・」

「添乗員さん??」

「百済寺」の苔と紅葉のコラボレーションと言い、添乗員さんは苔フェチ?

一応、私も撮っておこう。

西明寺、紅葉も美しいとは思いましたが、苔の美しさも目を惹きます。

梅雨の時期にも訪問してみたいと思うお寺でした。

そして次こそは、増長天・持国天さまにお会いしたいなあ。

さて、湖東三山巡りもこれにて終了。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする