次の目的地は「金剛輪寺」
奈良時代、天平13年(741)に聖武天皇の勅願で行基菩薩によって開山された
天台宗の寺院。山号は松峯山(しょうほうざん)。ご本尊は聖観世音菩薩。
総門前で添乗員さんが受付を済ませ、本堂下駐車場で下車しました。
参道の両脇にはびっしりとお地蔵さま達。 お供えの風車が、時折り吹く風で
くるくると回ります。
正面に、二天門(重要文化財)が見えてきました。
その二天門にも大草鞋が下げられてます。これは七難即滅を願うものとのこと。
左右には、四天王のうちの増長天・持国天がお寺を守っておられます。
ハンサムだし、とっても凛々しいのだ。 頼りがいありそう[E:lovely]
鐘楼。
連れと2人で撞かせていただきました。
連れは、しばし煩悩から解放されたとか。ホントかな。。
大悲閣本堂(国宝)
百済寺が天正元年(1573年)鯰江城を後援したことで、信長は同寺を焼き払いましたが
金剛輪寺も同罪ということで火をはなったそうです。
しかし、当時の僧侶の奇智により、本堂、三重塔、二天門等はその火を免れました。
本堂には秘仏本尊聖観音さまをはじめ、阿弥陀如来像、十一面観音立像など
重要文化財指定の仏像が安置されています。
秘仏本尊聖観世音菩薩は、行基菩薩が一刀三礼、拝みながら彫刻を進められると
やがて木肌から一筋の血が流れ落ちた。
この時点で観音様に魂が宿ったとして、菩薩は直ちにその彫刻を折り
粗彫りのまま本尊として安置されました。
後の世に「生身(なまみ)の観音」として信仰されています。
二期桜
紅葉とのコントラスト。二期桜は春と秋の2度花を咲かせます。
血染めの紅葉。
金剛輪寺の血染めの紅葉は有名。 この本堂付近の紅葉は特に紅い。
ご本尊の血で染めたように鮮やかに紅葉することから血染めの紅葉と称されて
いるとのこと。
本堂に参拝します。
間近で歴史ある仏像を拝見できますう。 感激。
本堂からの外の眺め。正面が二天門。
左に、先ほどの鐘楼。
本堂を出ます。
三重塔(待龍塔)
重要文化財に指定。
回り込むようにしていくと・・・
大日如来像が安置されておりました!
金剛輪寺、血染めの紅葉も見事ですが、古刹と呼ぶに相応しい趣のある寺院でした。
お気に入り[E:heart]
さあ、次は名勝庭園に向かわねば。
参道のお地蔵さま達。
サスペンスドラマでしかこういう光景みたことないわーーー。
独特の雰囲気にテンションが上がるのだ。
千体地蔵は八月九日の千日会にはそれぞれにお明かりが入るんですって。
しおりによると、よだれかけは信徒の寄進によるもので年に三回かけ替えるそうです。
これだけのお地蔵様の数ですから、作業も時間を要するのではないでしょうか。