夏の葉山のお立ち寄りは「蕎麦 恵土」
毎年のことになりますが、初日の夕飯に予約を入れておりました。
今回も席のみの予約で、アラカルト注文。
テーブル・セッティングは、箸置き、店名入り箸袋に入った割り箸、コースター、取り皿。
白タオル地のおしぼりは、トレー置き。去年と変らず。
この日の日本酒は、3種類。
全ていただきました。
超辛口とありますが、「春鹿」が旨味のある辛口で後味も重たくならずにすっきり。
連れ(寝太郎さん)とも意見が一致、好みでした。
メニューも卓上に。(写真は一部) 去年とは若干異なります。
前菜五種@740×2
前菜は2人前からの注文受付。
1.コリンキー(生で食べられるカボチャ)の甘酢漬け
・・・右下、オレンジがかった色味のものがコリンキー。
シャキシャキとした食感で水々しくフルーティー。さっぱりとした味わい。
2.茄子の煮凝り
・・・肉厚な茄子は、焼きあげ皮を剥いたよう。
香ばしく茄子本来の味もはっきり。旨みのある煮凝りとの相性も良く
清涼感にあふれる一品。
3.冬瓜
・・・鰹出汁がじんわりとしみた冬瓜。シャクシャクとした歯ごたえが心地よい。
4.つるむらさきのお浸し
・・・上には花かつお。自家製というポン酢はほんのり柑橘系。
5.鴨焼き
・・・炭の香りが食欲をそそる。ぴりっと黒胡椒を効かせた鴨肉を頬張ると
しっとりとした赤身肉の旨さに酔いしれる。 うん、本日の鴨、美味し。
(コウタロー) ちょこちょことした前菜だけんど、味の変化もあって物足りなさがねえ。
箸をつける楽しみがあるで。 オラ、おすすめするだよ。
佐島の鰹たたき@1,160
薬味で、大葉、茗荷、大根おろしに生姜。自家製ポン酢が回しかけられています。
このポン酢はやや甘口。
鰹たたきには、もう少し甘さ控えめの方が良かったなあ、というのは私の独り言。
シャラン産(仏) 鴨肉網焼@1,890
付け合せの焼き野菜は、ネギ、ししとう。カットレモン添え。
お好みでと、ワサビと塩。
確認するとお値段は違いますが、去年もいただいていますね。
前菜の鴨焼きがあまりに美味しかったので、本日は間違いなしと注文しましたが正解。
炭の香りに、赤身の肉の美味さが光る。それでいて脂の乗り具合も申し分なし。
ジビエのシーズンではないと思いますが、この旨さは何だ?!
レモンもワサビもいりません。ほんの少し塩を。それで完璧。
いやあ、去年との味の印象の違いに驚きです。
やきみそ@530
くるみ、大葉入り。焼き目も香ばしく、ほんのり甘い、例年と変らぬ素朴な味わい。
これで日本酒も完飲。旨かった。
あら挽きせいろ(大盛り)@1,260
普通盛りは840円と変らず。
薬味は辛味大根とワサビ。 そばつゆは、甘からず、辛からずほど良い。
実は今年も、「限定あら挽き 手挽きせいろ」をお願いしたところ完売。
またダメか・・・がっかりと肩を落とす。
すると、いつもは奥の厨房にいらっしゃるご主人(店主)が出てこられ
ほんの少ししか残っていないのですがと、待望の「限定あら挽き 手挽きせいろ」を
お気持ちで頂戴できたのです。
おお!!これが・・・(/□≦、)
手挽きなので量産できないものだと奥様からお聞きしていましたが、ご厚意に感謝。
有難く、何もつけずにそのままいただいてみたところ、色味も濃いのですが、
味が全然違う!!
「あら挽きせいろ」だけをいただいている分には何ら不足はなく、美味しくいただけて
いたのですが「限定あら挽き 手挽きせいろ」を食べると風味の違いに驚かされます。
「限定あら挽き 手挽きせいろ」を一口食べたあとに「あら挽きせいろ」を食すと
「あら挽きせいろ」が水っぽく感じてしまうのだ。 さすが手挽きの力
夜の分まで残らず、昼で終わってしまうのも納得です。すごうまっ。
(ノブロー) こりゃあ、手間のかかる仕事だで。
そば湯は、白濁とろ~り。これをいただくと美肌になれそうな気分。
最後は、ほうじ茶。
今年も2013年訪問の良い思い出が出来た。
日本酒の杯数は控え忘れましたが、おそらく7,000円弱ぐらいの金額。
そして、お会計は1人当たり6,000円(千円未満は四捨五入)
私たちにとっては、1年に一度、ここでしかいただけない特別感のあるお店。
したがって日本蕎麦満足度数は、★★★★ 積極的に好きです。
お世話になりました。また来年を楽しみにしています (*^・^)ノ
《本日注文のお気に入り》 ・シャラン産(仏) 鴨肉網焼
蕎麦 恵土(そば えど)
神奈川県三浦郡葉山町堀内870-7
TEL 046-876-3625
営業時間/ 12:00~15:30(L.O.14:30) 18:00~21:00(L.O19:30)
定休日 木曜・第1第3金曜