Chinese Restaurant「縁香園」 (エンカエン)
店は神楽坂のメインストリートの早稲田(神楽坂)通り、
毘沙門天善國寺の斜め向かいのビル(神楽坂テラス)2F。
ここは以前「ルーロン」(LouRon)さんあった場所だが一層して新しく展開しているのかな?
オープンは2015年2月1日。ネット情報によると、経験豊富なオーナーシェフ秋場俊雄氏は
「頤和園」さんで長く腕をふるわれてきた方だという。
表にはランチメニューも紹介されていたので足を止める。
ランチは全品ご飯、スープ、ザーサイ、小鉢付き。ご飯のお替わり自由は朗報だ。
2階までは階段を利用して向かった。扉を開け正面が厨房、客席は左右に分かれ、
1人である旨を確認したスタッフさんから右手のダイニング側へ案内された。
ぐるなびによると、総席数100席の大箱店。
入口で感じていたが様子は「ルーロン」さん時代とほぼ変わらず。
赤い提灯も同じだし、居抜き店舗に少し手を加えただけのように思える。
利用は、昔と同じ片側ソファのテーブル席。
右に視線を移すと、あの見晴らし台も健在している。
そして、おそらく年配のフロアサービスの男性も昔と同じ方だろう。
テーブル・セッティングは、ランチョンマット、ロゴ入り箸袋に入った箸(横置き)、使い捨て紙おしぼり。
卓上には、醤油、酢、辣油、爪楊枝、紙ナプキン、メニュー。
着座後すぐにジャスミン茶(冷)がサーブされた。
ランチには麺類の提供も可能。
「頤和園」さんで好評を得ていた担々麺もオススメ印があり、これが当店でも味わえると
なれば選択に迷うが、ご飯は新潟県コシヒカリを使っているとの表記をみつけ
定食から選ぶことにした。
炊きたての美味しい白飯が食べれる中華料理店は私にとって貴重なのだ。
なお、ランチタイムは50円でグラス生ビール、一口杏仁豆腐がつけれるのも喜ばしい。
縁香園麻婆豆腐@980
ランチメンバーは足並みを揃えて一斉に卓へ運ばれてきた。
スープや小鉢の内容について説明はないが、味が混じらないように、
麻婆豆腐とスープ用に2つレンゲを用意してくれたところは嬉しい配慮だ。
スープは溶きたまごの入ったぽってりコーンスープ。ベタではあるが味は悪くないし
他のメンバーとも仲良くやっていけそうだ。
一方、ポテトは醗酵系の酸味と胡椒が効き自己顕示欲の高さが気になる。
その風体からも穏やかさをイメージできる麻婆豆腐をレンゲで掬いライスにのせ、
口に含むと、豆腐は柔らかな絹ごしタイプで、見た目どおり味にインパクトはないが、
その分マイルドで食べやすい万人路線だ。また、米の質も良いので食が進む。
途中、私の様子を気にかけたのか、スタッフさんがスパイスミルで中国山椒を
かけてくれたけれど味が劇的に変わることはなかった。
さて、相変わらずスタッフさんの視線は鋭い。
食べ終わったばかりの皿を見つけると、鷹が獲物を狙うように下げにくるから、
ついには麻婆豆腐をのせたご飯とスープ、ザーサイだけになってしまった。
大箱店なのにそんなに皿が不足しているのかしら?
また、他の事情があるのかもしれませんが、小鉢ぐらいなら構わないけれど
メインの麻婆豆腐の皿まで片付けられると、食事最中の絵面もぐっと侘しく
追い立てられている気分になり、当方まで忙しなくなる。
会計時、何か調べものをしていただろうと尋ねられた(スマホをいじっていたのだけれど)。
良い面もあるが、客の一挙一動をじろじろと見ている様で接客の距離感が重たく、くつろげない。
夜はわかりませんが、サービス側の姿勢は変わっていないなあと思ったのでありました。
縁香園 (エンカエン)
東京都新宿区神楽坂5-1 神楽坂テラス 2F
TEL 03-6280-8868
営業時間/ 月~金 11:15~15:00(14:30L.O.) 17:15~22:30(22:00L.O)
土・日・祝 11:15~22:00(21:30L.O)
定休日 無休