「森戸茶房」 (モリトサボウ)
逗子駅より京急バスで森戸神社下車。
参道右手側に、2017年4月21日、飲茶レストランがオープン。
森戸へは海水浴シーズンしかお邪魔できないため、当店への訪問はこの夏のイベント。
参道はよく利用していますので、お店の場所はすぐに見当がつきましたが、
古民家を利用した飲食店がすっかり取り壊され、装いも新たに登場した
白亜な外観に目を見張りました。
ガラス張りの明るく開放感のある店内はテーブル席のみでレイアウト。
表にはテラス席もあり、こちらではワンちゃん同伴可。さりげなくリードフックも設けているのです。
さて、今回、案内を受けられたのは店内窓際の4人掛けテーブル席。
テーブルクロス:なし
卓上調味料:有り(醤油、酢、からし)
その他:カトラリーボックス(箸、使い捨て紙おしぼり、爪楊枝、茶杯ほか)、紙ナプキン
着座後:メニュー、氷水
フロアを担当するのは男性2名に女性が1名。
主に接客対応してくれた店のご主人と思しき男性の話では、サービスで中国茶が
いただけるとのこと。この日の茶葉は鉄観音。
ティーポットを覗くと、茶葉は入っていませんでしたが、お替わりももらえました。
当店はアイドルタイムなく、営業時間は11:30-18:00(L.O.17:30)。
ランチセットは、3種(A・B・C)用意されていますが、アラカルトでの注文も可能。
私達は、点心にターゲットを絞り、好きなものをチョイスさせてもらいました。
ドリンクは、別注文で紹興酒2合(一合@700×2)を。10年もので状態も良好。
まず、選んだのは、水晶鮮蝦餃、潮州蒸粉果、豆鼓蒸排骨の3品。
説明によると、当店の点心は「福臨門」さんレシピで作ったものを、毎朝東京から届けて
もらっているのだそう。
お店で蒸したて熱々の点心は、下味がついているので、このままでいただきます。
潮州蒸粉果(潮州風蒸し餃子)(3個)@600
粉果は、皮に浮き粉のほかコーンスターチを加えて作る潮州風蒸し餃子。
モチモチ皮に包まれた具材は、粗みじんにカットした豚肉、ニラ、タケノコ、クワイなど。
シャキシャキとした食感が心地よい。
水晶鮮蝦餃(海老入り蒸し餃子)(3個)@600
プリプリ海老には細きりタケノコも同席。微かに芝麻醤も香り、香港テイスト。
スペアリブの黒豆ペースト蒸し@500
豆鼓蒸排骨。黒豆ペーストは少な目ですが、使用している肉の質は上々。
脂身も甘みがあり、上品な仕上がりです。
安蝦威水角(干し海老入り揚げ餃子)(3個)@600
からっと揚がった中華ピロシキは、油ダメージがなく見事な出来栄え。
もっちりと甘みある皮を噛みちぎると、干しエビの入りの風味豊かな五目餡が口に広がります。
迷你珍珠鶏(もち米と五目の蓮の葉包み)(1個)@600
もち米に鶏肉などの具材を入れ、蓮の葉で蒸したミニサイズのちまき。
私は下味効果の蓄積からか、ちょっと味が濃く感じられたのですが、連れは無問題。
私の体調によるものかもしれませんね。
迷你流沙飽(カスタード・塩漬け卵のあん入り蒸し饅頭)(3個)@600
白い生地の饅頭をイメージしていましたが、オレンジがかった黄色。
割った瞬間にだるだる状態で出現する鹹蛋黄をイメージしていたのですが、
ねっちりとしたカスタードあんで提供。塩漬け卵のコクが味に深みを与えます。
正直を申しますと、過度な期待は禁物と身構えていたのですが、
点心はなかなか良い方向に裏切られました。
点心をつまみながら、中国茶を愉しむ、ゆったりとした飲茶スタイルが、地元のママ友さんたち
にも好評を得ているというお話で、メニューにはテイクアウトも紹介されていました。
なお、食事メニューはホテル中華出身のシェフが厨房で腕を振るうとのこと。
今回点心に限定したため、未食となりましたが、またの機会にお願いしてみようと思います。
森戸茶房 (モリトサボウ)
神奈川県三浦郡葉山町堀内1005-31 1F
TEL 046-876-9666
営業時間/11:30~18:00(L.O.17:30)
定休日 火曜日 -店舗情報「食べログ」より-