中華銘菜 「慶」 (Qing)
オープンは、2017年7月14日。
情報によると、オーナーシェフ、梁慶彰氏は世田谷の「火龍園」さんで
料理長を務めてきた方だそう。
最寄駅は学芸大学。
西口商店街を直進し、突き当たりを右折した駒沢通り(通称)沿いの路面店です。
中国料理のジャンルでは広東料理を得意とするお店という事で、
某日は有志を集めた宴会仕様。
卓上には各人への菜譜が用意されており、それによると宴会料理は以下の8品。
(※幹事さんが、事前にお店と打ち合わせして決定したもの。
通常メニューにないものが含まれているかもしれません)
1.鳳城鮮魚滑
2.椒鹽爆粟米
3.老火例堡湯
4.豆鼓炒肉片
5.清蒸鮮魚球
6.鹹魚豆腐堡
7.凍葱油湯麺
8.特製美甜品
甜品を除き、すべて大皿で供され、取り分け作業は各自になります。
鳳城鮮魚滑
天然真鯛の広東式お刺身サラダ。
もっちりとした真鯛のお刺身は、醤油味ベースのタレをお手もとがけしていただきます。
細切りの香味野菜と揚げワンタン皮、クラッシュナッツが香りとリズミカルな食感を添える1品。
椒鹽爆粟米
新鮮トウモロコシの山椒塩味・強火炒め。幹事さんの熱いリクエストにより組まれたもの。
フレッシュなトウモロコシの甘みが際立ち、良きおつまみに。うんまい!
例湯に使った具材は別皿でサーブ。
醤油ダレにつけていただきますが、冬瓜は食感が残った状態だし、鶏肉や排骨も
力を使い果たしスカスカになる一歩手前で、食べさせる力を有していました。
老火例堡湯(例湯)
冬瓜・鶏肉・排骨・ハト麦・棗~広州のじっくり炊き込み田舎スープ。瓦煲から掬います。
じっくり煮込み、素材の旨み、甘みが濃縮されていますが、ベタな田舎っぽさは無く、
味が整い、素朴さの中に品があり、味も綺麗です。
ハト麦がざくざく入ったスープって大好き。
もちろん、お替わりしましたよ。正直なところ、宴会料理の中で1番、印象に残りました。
豆鼓炒肉片
群馬産せせらぎポークばら肉~豆鼓炒め。
柔らかく甘みのある肉の持ち味を生かし、豆鼓使いも程よくコクを深める程度に。
カラフルな夏野菜を合わせ、歯触り豊かに季節感を盛り込みます。
清蒸鮮魚球
長崎県五島列島産 姫太郎(イラ)の広東式・蒸し魚~焦がし香味醤油がけ。
取り分けしやすいように切り身で提供。ネギを背負い、香菜はお好みで使うスタイルです。
個人的には醤油ベースにナンプラーを効かせたタレが好きなのですが、こちらは
マイルドであっさり目。そこはかとなく育ちの良さを感じさせる清蒸です。
鹹魚豆腐堡
塩漬け干し魚(ハムユイ)と豆腐のあつあつ土鍋煮。
ハムユイ独特の発酵系の香りは控えめに、滑らかな舌触りの豆腐や夏野菜を
塩あんかけでまとめています。家庭料理っぽい風体に妥協のない美味さが息づき、
白飯とは抜群の相性を発揮しました。
凍葱油湯麺
白ネギの冷やしつゆそば。
トッピンク具材は葱と叉焼で麺はストレート。クリアな美味しさのスープですから、冷やしても無敵。
蒸し暑いこの時期にもぴったりな、箸のすすむ凍叉焼絲葱油湯麺です。
特製美甜品
本日のおすすめデザート。
杏仁豆腐、芒果布甸(マンゴープリン)、椰汁西米露(タピオカココナッツミルク)から選べました。
世田谷の名店「火龍園」さんのスピリッツをそのままに、品良く後味の良い広東料理店。
学芸大学は私が中学生の頃から長く暮らした縁のある街でもありますから、愛着はひとしお。
次回は友を誘い一般メニューもいただいてみたいと思います。
中華銘菜 慶 (Qing)
東京都目黒区五本木3-33-2 ベルマーレ学芸大102
TEL 03-6884-6501
営業時間/ 平日 17:30~21:30(L.O)
月・木・金・土・日ランチ 11:30~14:30(L.O)※FB要確認
定休日 水曜日 -店舗情報「食べログ」より