大雨なのに断水…これは、浄水場の浄化能力が水の需要に追い付かないから。
給水制限を受けている地域の方々は、理屈は分かっても「断水」に対して怒りのやり場がないのでは…かく言う『夢屋国王』のオッカーの実家も断水だとか。「水持ってく?」の電話による問い掛けに「大丈夫!」と応えていたものの、昨日の午前中に根を上げ、オッカーはポリタンク(20ℓ)に我が家の水を詰め実家に運んだそうな。ところが、20ℓのポリタンクが売り切れの状態で、近くの量販店を2軒ほどハシゴして手に入れたようです。聞けば、我が家は断水ではありませんが、お隣の村山地方を中心とした断水で、村山地方のポリタンクが売り切れ、こちらの量販店まで買い求めに来る方が絶えないのだと言います。20ℓの水で何が出来るのと言えばそれまででありますが、小さな子どもさんを抱えたご家庭では、洗濯が出来ないことほど辛いことはないだろう。給水制限されていない地方のコインランドリーもまた、大入り盛況なのだそうであります。
「ああ、水はありがたいよなぁ…。」とか「電気が無いと暮らせないよなぁ…。」などと、断水や停電になるとありがた味を感じるのでありますが、のど元過ぎてしまうとまた忘れてしまう。何と我儘な存在であることか。関東の水瓶も枯渇状態だとか…そんなら、この雨を分けてあげたい位なのですが、人間の力ではお分けすることも出来ない。毎年繰り返されることでありますが、基本的に関東地方の水瓶の量が少ない…ダムの貯水量が足りない…いや、ダムの貯水量に見合った人口にすべきなのに、人が一点に集中し過ぎているんじゃないかと、田舎者は思うのであります。それでも、暮らしやすさを求めて都会に若者は流れるだろうし…そうである。若者を溜め込むダムを地方に造れば良いのだ。都会で人材が不足した時に必要に応じて、人材を放流する…昔は、そうだったのだけれど、今では田舎も人口の自然減。
アベノミクスで景気が良くなり、収入が増えて、子育てが安心して出来る…そんな夢(?)のような話が実現しないと、日本は老人大国になってしまうのでありますよ。ええ、都会の老人が、田舎へ放流される現象は確実に起こっていますけれど。
水が足りない訳じゃない。ただ、分配が上手く行っていないだけなのですがねぇ…。