『びっき(ニホンアマガエル)を殺すと雨が降る。』
『ミミズにおしっこをかけると、オチンチンが腫れる』(これは、私たちは言わなかった。)
『川におしっこをしたら、たっぺ(唾)を三回吐き出す。』
実に根拠のない、子どもたち伝わる迷信であります。「びっきを殺すと雨が降る。」決して、「びっき」の祟りでは無いはずでありますが、雨上がりの路上には「びっき」の死骸がある。そんなところから思いついたのでありましょうか?今回の大雨では、「びっき」の死骸ではなく、「どじょう」の死骸がふたつ…アメンボが体液を吸いに寄っておりました。道路まで冠水し、水路のどじょうが道路まで出て来てしまったようです。(これからは、「どじょうを殺すと大雨になる。」などという根拠のない迷信を流すことになるのだろうか^^;)
「ミミズに…」は、辺りかまわずオシッコをしてはいけないという戒めなのだろうけれど、トイレを探している内に、お漏らしして叱られるよりは、男の子はてっとり早く済ませた方が安心であります。(大体、腫れたことがないから^^;)
「川におしっこをしたら、たっぺ(唾)を三回吐き出す。」これはどういう意味だろう?川を清めるために、唾を吐くのだと思い込んでおりましたから、傷口を舐めたり、清めたりと、人間の唾には霊験あらたかな効果があるらしい…(ホントかよ?)
根拠のない話ではあるのだけれど、忠実に守っていた(今でも信じてやっている訳ではありません。)のですが、山形県の大雨と一週間も続いた断水を考えると、ダム取水口の泥水を落ち着かせるには、みんなで唾を吐くのが一番かと…などと冗談を言えるのも、ようやく給水が再開されはじめたからでありまして、製造業やサービス業の方など、大変ご苦労様でした。まだ、雨雲は晴れませんけれど、もうこれ以上雨が降り続かないことを願って、「びっき様」に手を合わせることにしましょう。