我が家に気の早い『三太さん』がやって来ましたヽ(*´∀`)ノ
今夜は、題名と巻頭画像が一致していないようですが…。それは2年前の春、あるご婦人からひとりの青年(T君)のことで相談を受けたことが始まりでした。母親が居ないT君は、次いで父親が亡くなり引き篭り気味の生活をしておりました。伯母さんたちが彼の面倒を見ていたのですが、定職に就かない彼に業を煮やし、遂には絶縁状態…何とか成りませんでしょうかなどと相談を受けても、身内でもない『夢屋国王』では如何ともしがたいのでありまして、当面様子を見てみましょうと言ってはみたものの、我が家だって長女の『有季菜先生』は当時、プー子さん。長男『ポン太郎君』は卒業もままならず…他人様のご家庭まで面倒を見れる状態にはありませんでした。
仕事の合間に何度か会ってはみたものの「何か困っていることは無いかい?」と尋ねても「特に困っていません。」と答えが返ってくれば、他人は何も手を出すすべがないのでありまして、「ならば、困ったことがあれば何時でも来てや。」これが彼に掛けられる言葉の限界であります。衛生的では無い彼の部屋には、電気や暖を取る手段も無く、彼と出会って2回めの冬を越した今年の春、安否確認のために身内の承諾を得て彼の部屋に突入したのでありますが…居ない?
紙面に載った記事から、彼が小さな過ちを犯してしまったことに気付いた次第であります。あれだけ言って聞かせたのになどと、結果が出てから悔やんでもしようが無い。その後、更生施設にお世話に成ることを決めた彼とのやり取りで、証明書が必要になり、私が400円を立て替えて届けることに…。それから半年が経ちました。
『第2サティアン』の薪ストーブをテラスに移し、
『ノロ君』の発案で正面の扉を開いて焚いたら…
あれまぁ~暖炉風に^^; 本文とは関係ないひとコマ
今日、T君が家に戻るための準備をするというので覗いてみると、家の前の除雪をし、せっせと帰宅の準備を進めておりました。何か手助けをしなければ…余計な心配だったようであります。この半年の内に、理解ある社長の下で働き、規則正しい生活を取り戻した彼は、以前に比べてとても逞しく成長しておりました。(ならば、極力手は掛けまい。)
帰り際、「そうだ。」と言った彼が手渡してくれたのは、半年前に立て替えた400円…今ではタバコひと箱買えない400円でありますが、妙に暖かく、妙に大切な400円に思えました。
明日は、彼と相談の上決めたバイト先の面接であります。そして、今後自立するための資格取得のための手続き…これだけは、チョット面倒みてやんなきゃいかんかなぁ^^;
今年、加工品第1号をお買い上げ頂いた『イチオ君』の500円とT君が返してくれた400円は、当分の間思い出の品物として大切に取って置くことにしよう。彼の将来に光あらんことを願う『夢屋国王』でありましたとさ。
皆様のところにも、幸せを運ぶ『三太さん』が訪れることをお祈りいたします。