今朝の『第2サティアン』は、雪で埋もれております。
むか~し、昔、寒い寒い北国の温泉旅館での出来事です。その日は朝から雪、また雪。『夢屋国王』は忘年会という世俗の風習に参加しておりました。外に出て飲みに行くのもはばかられるような雪…『夢屋国王』は若い衆が繰り広げるゲームに参加したのであります。初っ端からボケをかましゲームを盛り上げ、カラオケは音程をハズし皆が歌いやすくしてあげる。何と心の優しい国王でありますことか…ふと気が付くと『夢屋国王』の前に、若くて美しい?女の人が立っていたのであります。「もう、これ以上おバカはしなくて良いですよ。そして、これは私からのお土産です。決しておバカなことに使ってはいけません。このことを人に話したり、おバカに使ったら、私は二度と国王の前に現れることが出来なくなってしまうのですから…。」『お雪』と名乗る女の人は、そう言ってチェック柄の包みを渡したのでありました。
それでも懲りずにおバカをやる『夢屋国王』…
喫煙部屋で男どもとおバカをやっている国王は、ガラス窓越しに覗いている『お雪オババ』の大笑いに気づいたのでありました。ああ、もう私の前には『若お雪』は近づいてもくれない…『若お雪』は降りしきる雪景色の中に消えていったのでありましたとさ。
「さくら!匂いを嗅がんでもいいのじゃ(*`o∩o怒)」
翌日、自宅に帰った『夢屋国王』は、『お雪』との約束を守り、決してオッカーには昨日の出来事を告げてはおりません。しかし、感の良い『柴犬コウ(本名:さくら)』の鼻だけは誤魔化せません。巨大なバナナ枕の匂いを嗅ぎ当てるのであります…。
12月27日午前10時現在の積雪深85cm
「お~い!朝帰りかい?」お隣の『エスケーの社長』に声を掛けられる。『朝帰り』…何か悪さをしたような響きでありますが…何か?
「忘年会でお泊まりだったの!」と念を押す『夢屋国王』でありますが、やはり昨日の記憶が一部飛んで、完全否定出来ないところに心が痛む^^;
昨日からさらに30cmほど積もった雪を除雪機で飛ばしながら、あの『お雪』は一体誰だったのだろうと考える『夢屋国王』でありましたとさ…忘年会は1年の憂さ晴らしのためにあるんじゃい。目出度し目出度し…ホントかなぁ?