その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

生きてさえいれば…

2018-04-15 08:18:12 | 新規就農

世はお花見サクラの情報でいっぱい^^;

庭に訪れたスズメのカップル…ペアリングも進んでいるようであります。陽気が良くて、新芽も膨らみ、気分上々と行きたいところですが…。
集落の役員は、自治会費の集金もお仕事の内、独り暮らしのご婦人が来宅して、二ヶ月分の会費を持参してくれました。「もう少し暖かくなったら、戻ってござっぺ?(戻ってくるでしょう?」そんな励ましとも安否確認とも取れる言葉掛けをしたら「長生きし過ぎた。情けなくて…。」とポツリ。そして、涙が…。
この二年程、身体の不調で冬の間は、子ども夫婦のところに身を寄せているのでありますが、思い通りに身体が動かないもどかしさや軋轢に、出た言葉に違いない。
「生きてさえいればこそ、孫の顔も見れたし、これからだって良いことはある。」何の慰めにもならない言葉を掛けて見送ったのでありますが、彼女の送迎車には、可愛い孫がスヤスヤ眠っておりました。
自分の思い通りに身体が動かない…そんなことが、自分にも必ず起こる。「生きてさえいれば…」なんて、経験のない自分が掛ける言葉だったのか?楽しさ半分、苦しさ半分ならば、人生上々としよう。生きてさえいれば、何か良いことがあるはず。そうでも考えないとやってられないわ。

コメント
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