『トラ柄』のアシナガバチも飛び出す季節
我が父母は、寅年と午年生まれだった。(これは偶然の一致^^;)トラウマ…心的外傷とも言われるようですが、著しい苦痛が伴うものであればストレス障害ともなり得るとか。一般的には、さほど深刻でもない失敗体験や衝撃を語る方が多いような気もしますけれど…。
さて、集落内の古老がまた一人亡くなり、「御為知」が届きました。普段は明朗快活な方でしたが、彼のことは夏休みの一日をセットで記憶しております。当時はまだ学校にプールが無くて、近くの川が夏休みの水泳(水浴び)の場でありました。『夢屋社長』は、大叔父に買ってもらったばかりの浮き輪、水中メガネ、水泳パンツの三点セットを持って、水浴びデビューの日でありましたが、たまたま、水の事故と重なってしまいましてね、それ以来、泳ぐこと、水に顔をつけることが長い間出来なくなってしまいました。幸い溺れた子どもは、普段は温厚な彼の大声と監視役の大人たちの捜索で大事には至りませんでしたが、人工呼吸の様子など今でも記憶が蘇るのでありますよ。
晩年、少年時代の記憶を彼にお話ししましたら、ほとんど彼の記憶には残っていなかったようでありますが、ひとりの子どもの命が救われたことと、水泳が苦手になった子どもがひとり居たことは事実でありますよ^^;ご冥福をお祈りいたします。