『玉手箱』も『つづら』も説明がむずかしい^^;
スズメの声で朝目覚めてから、「舌切り雀」のお話を考え続けております。心優しい「お爺さん」は欲が無く、小さな「つづら」をお土産に頂いて、中からは大判小判に宝石の類まで入っていたらしい。しかし、それだけのお宝が入っていたら、小さな「つづら」と言えども、相当な重量だったに違いない。『欲張りなオジサン』は、お土産を頂く前に重さを比べ、ずっしりと重い小さな「つづら」を所望するだろう。(こういう性格は、スズメたちに見透かされてしまい、お宝のお土産を手に入れることは出来ないとも思う^^;)
さて、心の優しい「お爺さん」にスポットを当てると、果たして彼は帰宅後、贈与税の申告を行ったのでありましょうか?金銀財宝を手に入れて、時価総額が110万円以下ということはないだろうから、翌年の3月15日までに、贈与税を地元の税務署に申告納税しなければいけません。「また来るよ。」とお暇をし、スズメからの贈与財産を小分けにして110万円以下に抑えていたなら、彼も相当のワルである…と、他人様の幸せを「妬み」の方向に大きく舵を切ろうとするのは、小心者の悪癖だよなぁ^^;
お伽噺の世界は、信賞必罰…私も心優しい『オジSUN』にならなければいけません。が、「お婆さん」の大切な「糊」を舐めるスズメが、どうして金銀財宝を蓄えることが出来たのか?悪しき心根の『オジサン』は、スズメの不正蓄財を疑い始めるのでありましたとさ。(続く…)