礼も言わない『とら次郎♂』
7年前の真冬に『ニャンコ先生♂』が『第2サティアン』を訪れるようになり、友人『ノロ社長』に「出小手(剣道の技)」を指南した後、左手を大怪我し忽然と消えた。その後を追うように5年前に『第1サティアン』にボロボロの姿で現れたのが『とら次郎♂』である。彼は決して人に懐かない。毎日、『ノロ社長』から手羽先や鶏肉を頂戴しても礼も言わず、一定の距離を保って決して身体に触れさせることはない。警戒感を持って人との距離を保つ一方で、『ノロ社長』の家族『半三郎♂(ミニチュアダックス)』が吠えようが、一向に動じないという『タマ(肝)の据わった』猫である。我が『第2サティアン』の同居猫『子猫ちゃんず♂♀』を威嚇するので、『おやじぃ』は追い立てるのであるけれど、彼の縄張りと『でぶ九郎♂』の生活域が重複しているらしく、たまにやって来ては、また威嚇していくのであります。そんな日常…。
味に変わりはないんですけれどねぇ…
学生時代に学生の自主ゼミに参加し、「総合防除」という概念を学びました。キュウリの曲がりは、「防除薬剤」とは関係が無い。多くは土壌中の水分と樹勢(肥培管理)によって起こるものではあるのだけれど、「なぜ曲がったキュウリは消費者に嫌われるのか?」ということを議論した憶えがある。
実際に、キュウリ栽培をしてみると、系統出荷による出荷基準という壁があることが分かる。消費者の選択というよりも、出荷基準によって商品としての選別(付加価値)が行われるのである。我が農園自慢の「AS級きゅうり」は、曲がり1㎝未満、長さ21㎝以上23㎝未満、100g中心に選別という基準が設けられております。例年であれば、市場取引価格で1本34円(消費税込み)まで落ち込むところが、今年は不良で価格が落ちず1本45円。C級品で1本36円…小売り価格で70円から90円の価格帯で推移しております。経営上は嬉しい限りでありますが、残念、例年通りの収量が上がらないんだなぁ。(だから高値なんだけれど^^;)1本90円のキュウリ食べます?『河童家族』の台所事情は火の車であるはずですよ。加工用に回す規格外品は、100gで5円…ならばと言うことで、わざわざ「JA規格外品」というお手製のシールを貼って、地元用に5本入り100円で袋詰めにして直売所に卸しておりますが…結構売れるんだなぁこれが。30円が100円なら、これまた暴利かなぁ?C級品と規格外基準のギリギリのところを選んではおりますけれどね。適当に調子を合わせて人を惑わす行為を「三味線を弾く」と言いますけれど…「三味を弾く」のは農場長か、バカ高いキュウリを要求する市場か…ベンベンべん♪キュウリは曲がっていても所詮キュウリなんですけれどねぇ(笑)