峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

歴史的事件の目撃者

2007年12月26日 | 家族
おふくろさんに頼まれていた年賀状をようやく仕上げ、過日暇を見つけ届けに出かけた。

おふくろさんの家を訪ねても用を済ませると、そそくさと帰るのが常で、それを後ろめたく思っている。しかし、その日、冬のせいだったのだろうか、黄昏【たそがれ】時だったからだろうか、しばらくおふくろさんの話に付き合ってやろうという気になった。私のそんな気持ちを感じ取ったのだろう、おふくろさんがお茶を勧めてくれた。
お茶をすすりながら、久しぶりにおふくろさんの話に耳を傾けた。そのほとんどが世話役をさせていただいている老人会のこと、町内会のことだった。が、1つ驚く話があった。

先日、佐世保で起きた散弾銃乱射事件、なんと、その日、その時刻に事件現場となったあのスポーツクラブの3階で義弟はトレーニングに励んでいたというのだ。
お盆に皆が集まったとき、たまたま妹の夫と弟の息子が偶然同じスポーツクラブに通っていて、時々顔を合わせるという話が出ていたが、すっかり忘れていた。
甥【おい】もその日、行く予定だったのが、何かの都合で行けなかったそうで難を逃れた。

事件直後、義弟は駐車場に行くことも許されず、ランニングにショートパンツの格好のまま毛布に包【くる】まれ、報道記者に取り囲まれたりしながら、近くの武道館に避難させられたらしい。
その後、迎えに来た妹の車に乗り帰宅したということだったが、さぞかし怖い思いをしたことだろう。

しかし、義弟も甥っ子も勤務後、スポーツクラブ通いとはずいぶん優雅な生活をしている。
コメント
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