峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

大人のための「少年メリケンサック」

2009年02月17日 | 夫婦
日曜日、何となく気になっている脚本家・クドカンこと宮藤官九郎さんの脚本・監督作品「少年メリケンサック」を女房どのと観に出かけた。
こちらの好みの映画に誘うのだから、その後、昼食を外でとることをセットにした。

休日の朝だ。2人ともゆっくり起き出し、遅い朝食を済ませ、昼食に私がワインをいただくつもりだったので、女房どのの車で佐世保の「シネマボックス太陽」へと向かった。

上映時間のちょうど10分前に最寄りの駐車場に着き、そこから歩いて2,3分の映画館へと急いだ。角を曲がったところで、映画館の前にたくさんの人影が見える。
「エッ、そんなに多いの」と、いささか驚きつつ映画館の前まで来ると、それは映画館の隣のパチンコ店の開店を待つ人たちの群れであることが分かった。

窓口で切符を求め「少年メリケンサック」が上映されている7階までエレベーターで上がると、入り口で案内をしていた男性が「少年メリケンサックですね?」と念を押すように声をかけてきて、それが可笑しかった。
女房どのが「若い人たちばかりなのよ」とささやく。

女房どのは、くるみさんに逐一【ちくいち】メールを送っていた。時々、その内容が伝えられる。くるみさんも、この映画を観たいようだ。くるみさんらしいと思った。
くるみさんも私も、ハートはロックであり、パンクだ。一緒にしたら、くるみさんは怒るかな。

クドカンらしい映画で面白かった。「少年メリケンサック」は大人ための映画でもある。パンクとかロックとは単に音楽・ファッションではなく、心の在り方であり生き方そのものなのだ。

映画館を出ると正午を過ぎていた。昼食はイタリアンの店「ピノキオ」でと、パールシーへ車を走らせたが、「西海パールシーリゾート」の駐車場は満杯で行列までできている。広い公園いっぱいに「カキ祭り」をやっているのだが、客があふれていた。
これでは埒【らち】が明かないとイタリアンをあきらめ、市内にとって返し、いつもの「暖家【だんけ】」でフレンチをいただくこととなった。

その後、三ヶ町・四ヶ町商店街のアーケード通りをぶらぶらし、夕方、帰途に着いた。

パンク・ロックの魂が、私の思いを新たにさせてくれた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする