峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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プロゴルファー・石川遼 その2

2009年07月02日 | スポーツ
12番は402ヤード・パー4のミドルホールだ。
ティーグラウンドからグリーンまで直線的なホールなのだが、フェアウェーのセンターにバンカーが大きな口を開けて待っている。このバンカーを越えるには飛距離の出る選手でも、ドライバーでナイスショットを放たなければならない。もしミスショットでバンカーにつかまりでもすれば、パーセーブが非常に難しくなる(バンカーが深く、ボールの止まった場所によってはグリーン方向に打ち出せないのだ)。

バンカーを避けたいならば、ドライバー以外のクラブでバンカー手前に刻むことになるが、残りの距離が長くなり、バーディの可能性が低くなる。
かといってバンカー越えを狙ってドライバーを持てばバンカーに入るリスクが生じる。
この大会の実況を担当していた小澤アナウンサーは、12番ホールを「勝負の流れを左右するキーホール」と予言?していた。

しかし、遼くんは迷うことなくドライバーを手にしたことだろう。いくらリードしているからといって、手堅く刻んだりせず、目一杯のドライバーショットでバンカー越えを狙っていくのが遼くんの真骨頂【しんこっちょう】なのだ。
(つづく)
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