峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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誰のための政治か

2009年07月16日 | 暮らし
自民、両院総会開催見送り 緊急集会で調整、21日解散意向(共同通信) - goo ニュース

相変わらずの国民不在だ。結局は、ご自身のことしかお考えでない。

昨日、鹿児島を訪れていた。
維新ふるさと館」では薩摩藩の武士のみにとどまらず、国家・社会のために自分の身を犠牲にして尽そうとする志を有する幕末の人々の生き方に心を動かされた。


次に訪れたのが「知覧特攻平和会館」だった。
「特攻」とは特別攻撃隊の略称で、先の太平洋戦争末期の沖縄決戦で、爆弾を抱えた飛行機もろとも敵艦に体当たりするという人類史上類のない戦法だった。

昭和17年、太刀洗陸軍飛行学校の分教場が知覧に開校される。
当初、少年飛行兵・学徒出陣の操縦見習士官らが操縦訓練を重ねていたが戦況が緊迫する中、昭和20年、ついに知覧は特攻基地となり、そこから多くの若者が家族や国のためにと、生きて故郷の土を踏むことのない壮途についた。

彼らの中での最年少は、わずか17歳であった。17歳といえば高校2年生である。ちょうど、現在のくるみさんと同じ年齢だ。
幼子を残して飛び立った若い父親もいた。

出撃直前、子犬と遊ぶ、まだあどけなさの残る少年の笑顔が心に沁みた。
両親や兄弟、そして幼子に当てて書かれた遺書に涙を禁じえなかった。

旅を終え帰宅すると、自民党の先生たちのなりふり構わず保身に走る右往左往ぶりが報道されていた。
政治の荒廃を憂える。
コメント (2)
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