午後から雨になった。お友達が母のところへ来てくださった。母の好きな花を抱えて。面倒見のいいお姉さんのような存在の方で、なにかにつけお世話になってきた。
彼女は人のために労をいとわず働いてきた人だ。彼女を年長にお間抜け4人組はお互いには「なにもあそこまですることはないのよ」と言いながら、自分のお間抜けを続けてきた。特に彼女は、そこまでするなんて! というほど仕事もプレイベートも生きてきていた。今もまだ地域の高齢者サークルをボランティアで運営している。民生委員も続けている。それでも、働かなくなった と笑っている。今日もお互いによく働いたね といいながらこれからの生き方を話しあった。やはり、お金で買えないものがなにより となってしまう。
松本の名家に育った彼女が東京に出てきて50年以上。いまでは考えられないような理由で離婚を余儀なくされ、横浜で甥っ子や姪っ子の面倒を見て頑張ってきた。住んでいる団地でもリーダー的な存在で、なかなか引っ越すことも出来ない。その彼女が「兄が家が売れて、松本に帰るのよ。私も帰ろうかな と思ったの。やっぱり血というのかしら。兄が近くにいることが、無意識の安心だったのかしら。」と言った。
そうか・・・。どちらにもお友達がいる彼女。でも、お兄さんなのか?さて、私は?どこへも行く所がない・・・。教会が近くにあれば だけが条件。あと3年もすれば、ここには経済的に住んでいられない。まぁ、そのとき神さまが教えてくださるだろう。