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神さまのカルテ 手を取り合って進めば

2021-05-07 17:17:42 | 日記

一昨日、豊田市のサッカー友からメールが届いた。添付ファイスにバラの花の写真がある。バラと書くより薔薇という感じだ。どこかの大会で、お庭の薔薇の話や野菜作りの話をした。その時も写真を送ってくださった。朝からバラ色の気持ちになれた。

今日は陶芸教室。また、『希望の鐘』の制作に入る。(制作なんてすごそうだが)迷ったが、またさくらの陶灯をつくることにした。連休中の気が滅入った日の夕方、2階の部屋で自分の作った陶灯に灯りを入れた。ほんのりとしたさくら色の世界に癒された。ああ、このさくら色に癒されるのだと思った。やはり、私はさくらの陶灯を作り続けようと思った。さくらを彫り込むとなると先生は急にきびしく、うるさく(ごめんなさい)なる。そして、どこかで喜んでくださっている。陶灯は病院などに寄付したいと思っている。

帰りは雨になった。雨・・・。今日は身体を休めようと昨夜から読んでいる新章「神さまのカルテ」をソファに寝転んで読みだした。ずっと気になっていた本だが、本屋大賞第2位、映画化ということでしばらく離れていた本だ。フィクションではあるが信州大学病院が舞台だ。親友が松本にいるので出てくる風景(特に常念岳の姿)は目に浮かぶ。そして、大学の附属病院の実態に近い話も、私には貴重だった。一章読み終わるごとに力が湧いてくるのだ。そこに骨太の医師たちがいるからだろう。

夫と娘を残して天に召された二木さんの話は心にへばりついてくる。エピローグで「理不尽な病に侵されながら、最後まで闘い抜いた二木さんたちのような家族もある。確かなことは、ひとりで歩くには過酷な道も、誰かとともに誰かとともに手を取り合えば進むことができるということだ。その先にあうるものが希望か絶望かは定かでない(中略)わからねままそれでも力を尽くして前に進むことが生きるということである。だとすれば、手を取り合う人に出会えただけで、人生はまことに豊かになると言えるのではないだろうか」という一節がある

あなたにエピローグの言葉をお送りします。

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