日曜日は日常を離れて湘南のレストランでランチと江の島デート？を楽しんできた。駅の人出の多いことにびっくり。「やってられないわ」なのだろうな。何に気をつければ大丈夫かを考えて、買い物などを楽しんでいるひとばかりだ。レストランは予約のお客さんだけらしい。私たちだけなのでゆっくり食事を楽しんだ。後で気が付いたのだが、前に来たときは3人くらいお店の人がいたが、今日はシェフ一人。30分に1組で予約を取っているようだ。厳しい状況なのだろうが、手を抜かないおもてなしだった。「たまにはこんな風にゆったりと食事できるのはいいわね。普段の日の質素な食事にも耐えていけるわね」とお友達が言った。この日はNPO法人が無事に解散ができたことのお祝いで、彼女からのプレゼントランチだった。
二人で江の島へ。駅を降りると海の香りがした。この海の香りと乾いた空気は北陸に近い町では味わえない。これだけは湘南がいい。改めて彼女が言った。「会社作るとき、登記からコンピューターからその設定・システムつくりまで全部やってもらったのよね。本当にありがとうございました」と。何を改めてと笑った。お互いさまだ。
二人が同じような価値観で江の島散歩をできるまでには、二人ともさまざまな葛藤を越えてきた。生活は厳しくても、のんびりとこうして過ごせるのも、「過去を断ち切る、執着を捨てる、退路を断つ」を徐々にしてきたからだろう。そして、自分のなかのしあわせの基準を作れたからではないだろうか。
何をしているのが一番楽しいか、何をしていると一番幸せか、その答えは、今の暮らしだった。静かな日常と陶芸をしているときのたのしみ。ここの生活を大事にして、それから人のためにできることをしていこうと思う。
