今日は「傘を持ってお出かけください」と天気予報で言っていた通り夕方には雷雨となった。ちょうど、町会の方が来られた時に大きな雷が鳴った。(なぜ、このような時に・・・)夕焼けの残影と雷雲と小雨とは不思議な風景だった。
昔々、一家に1台しか固定電話がなかった時代。もちろん、パソコンなんてあるわけがない。この電話に出るのは、お母さんかお父さんだった。「どなたですか?」「Yです」「ああ、〇子はまだ帰っていませんよ」なんて冷たく言われる感じだ。だから、「8時ごろ2回鳴らして電話を切ってまたかけるから、電話に出てね」なんて約束をしたりした。ともかく不自由な時代だった。それでも悪知恵は働いて、外泊するときはお友達に「〇子さん、今日うちに泊まりますから」なんていう工作をしたものだ。(私はしないけど 笑)
「離婚するために結婚したのよ」なんて後からの理屈もあったが、家を出たさに結婚をしたような時代でもあった。もちろん、離婚に対しては世間は冷たいので、仲良く結婚は継続されたことが多い。ほとんどが専業主婦だったし。結婚で自由になれたかどうかは?だが、家にいるよりはいいと思ったのかもしれない。
今はいい時代だ。いつでも、どこでも、だれとでも連絡は取れる。家を出るのも簡単になった。でも、家に縛られ、窮屈な思いをしている人もいるかもしれない。「家」よりも「個人」が重視される時代になったのに・・・。不自由が家を出る機動力になるかもしれないし、自由が「家がいいわ」になるかもしれない。
『花嫁』という曲だったかな?「いのちかけた恋が結ばれる 帰れないなにがあっても・・・」そういう思いで嫁ぐ人は少ないだろうな。