朝のうちに済ませなくては用事があり、雨の中を重装備で出かけました。いわゆる合羽という感じのものを着て。10時半ごろ帰宅するときには、かなり激しい雨になりました。大事な問題をしっかり話し合えて帰ってきました。
東京・神奈川へ出かけてから、戻ってからの仕事で疲れてもいましたが、さらに疲れが出たのか「今日は休業」になりました。ソファーに横になりながら雨音を聞いていました。親友と電話で話をすると、彼女は自分の内側にあるものを整理して捨てていると言いました。こころの中で、そうね、捨てなくてはいかないようなものがあるかもしれないわねと思いました。彼女の承知のことと思います。彼を愛したというけど、どこまで純粋だったの?
激しい雨音の中で、私はただあいしただけだと思いました。それは失敗もたくさんありましたが、そろばん片手に愛したことも、媚びることもなく、迷惑かもしれなかったけど真っすぐに進みました。自分に出来るだけのことは、だれにでも惜しみなくさせてもらったと思います。だから、こころのごみのようなものを捨てることはないのです。
パソコンがある机の引き出しに、(これはまずいのですが)大事なメモが何枚か入っています。その一番下に、私がこの地に来る決意をしたことを大事な方に知らせる文章がありました。たまたま、書類を探せていて見つけたものでした。改めて、我が思いながらあっぱれと思うのでした。そして、その下に、大事な方が今のお仕事を選ばれた文章がありました。それは格の違うお話ですが。ただ、真っすぐなところは同じでした。
誠実で純粋でいたい。私は、ただ「あいしただけの人生」で十分に思えたのです。