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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

普通の暮らしの大切さ

2021-05-26 17:22:45 | 日記

目が覚めると、なにか虚無感に襲われた。ふわーっと宙に浮いた幽霊のようだ。見た夢が悪いのか、いや、夢がなくなったからかもしれない。このコロナ禍でそんな気持ちになる人も多いのではないだろうか。それでも、食べて生きなくては。

5月の連休に植えられた稲の苗がかなりしっかり伸びている。青々していた小麦は、まさに小麦色の肌のようだ。山も緑が一段と濃くなった。今日は北からの風で少し肌寒いが心地よい。伊吹山もはっきり見えている。この自然の中で穏やかに生きてはいるが、なにかあったらどうするのかと思うこともある。先のことは考えてもしかたないが、お墓だけは決めておかないと。コロナの影響でなかなか出かけられない。

ごく普通の家庭で大勢の人に大事に育てられたのに、どこで間違ったのか一人で生活するようになった。家内制工業だったから(それほど大げさでもないが)食事は皆がそろって、10時や3時のおやつもあったなぁ。家にはいつも誰かがいたし、ご近所付き合いもよかった。どうして私は普通の暮らしが出来なかったのだろうか。

一人とは言え、生活はごく普通にしている。そういう意味では普通の暮らしだ。家族が形成できなかったのだろうなぁ。まぁ、いいや、一人でもきちんと暮らしているから。そのことは祖母や母に感謝している。できないのは、祖母や母のきれいなきちんとしたお辞儀だ。

この年になって思う。普通の暮らし(日常生活)が大事なんだなぁと。ちょっと、今の子どもたちが心配だ。

写真は「雪の下」

 

 

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梅仕事の季節に

2021-05-25 17:32:29 | 日記

よく晴れた日だった。郵送しなくてはいけない書類が30通以上あるが、それ!と醒ヶ井へ梅花藻を見に出かけた。少し早い気もするが。東海道線の米原から大垣方面へ一駅で関ヶ原の手前だ。静かな佇まいの町にきれいな水が流れて、梅花藻がある。今日は誰もいない。梅花藻は流れの中で小さな花をつけていた。やはり、少し早かった。

スーパーに、青梅が出始めた。「梅仕事」の時期だ。らっきょうはつけないが、毎年迷いながらも「梅仕事」をしている。参考にするのが『四季の保存食』という本だ。15年前くらいに頂いて大事に使っている。この頃は、梅酒はつけないで、梅酢と蜂蜜漬けだ。でも、昔、漬けて最高だったのは、ちょっと贅沢なブランデー漬け。シェリー酒漬けもいいのだが、シェリー酒が手に入らなくなった。一人で使う分なので1年使っても余ることになる。それでもこの時期になると、安くていい梅を探している。小梅の黒砂糖漬けもお薦め。

6月7日ごろ届く予定だった「臨床の砦」(夏川草介著)が昨日届いた。ドキュメント小説と帯にある。できるだけ主観を抜いて冷静に読んだ。それは映像で見るよりもリアルなものだった。私がつらいと思ったのは、重症患者を受け入れてくれる病院へは、人工呼吸器が必要になったすべての患者を送り込んでいないということだ。それを「挿管せずに看取っている」という。(もちろん家族に説明の上)どこまでも小説上の話だが、大阪や神戸の病院の様子が想像された。

「自分だけ辛いと思えば、人を攻撃するようになる。自分だけがつらいのではないと思えば、踏みとどまる力が生まれる」人は、一人では困難には立ち向かえない。そんなことを教えてくれた本でもあった。

さて、明日も天気のようだ。梅を探しに出かけよう。

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人生にはロマンを

2021-05-24 17:35:44 | 日記

日常に戻った。お一人さまの老後の日々から陶芸の展覧会の3日間は、やはり疲れが残る。午後から雨なので、静かに仕事をしている。午前中はエプロンおばあさんでほっとしていた。整理整頓ができていない家はどうも落ち着かない。(以前とは逆のようだ)

作品展を振り返っている。K先生は私の先生だ。(M先生がもう一人の先生)K先生の作品は、これでもかこれでもかというくらいに細かく繊細だ。前にも書いたが、素晴らしいが家に帰ってのんびりした時に見たいとは思わない。見てものんびりする感じではない。どこまでも展覧会の作品のように思う。私は、家に帰って一段落して「ああ、今日も疲れたなぁ」なんて思って、ソファーにもたれて薄暗い部屋で眺める陶灯を好む。その灯りに緊張が解けて癒される。K先生のはきらきらし過ぎてまぶしい。

M先生とどこが違うのかなぁと思った。M先生の作品はがっちりした土の塊のようだが、どこかロマンがある。手の込んだ繊細な作品もあるのだが「遊びの部分」がある。他の生徒さんの作品でも、思わず「おお、よしよし」と思わず触れたくなるようなあたたかみがある。

コロナ禍でこの「遊び」と「ロマン」が特に必要な気もする。これから作るホームページに「窯の炎」をのせるといいと言ったM先生とS君。そうだな、あの根本中堂の灯りもほっとして心が落ち着く。過去から現在そして未来へつながるロマンがそこにあるのではないか・・・。今だけを切り取ったようなものは「ロマン」がないのかもしれない。

「生きる」ということに一番必要なのは、案外「ロマン」かもしれない。

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一匹狼にさよなら

2021-05-23 18:32:06 | 日記

さわやかに晴れた日になった。3日間の陶芸展が終わった。忙しすぎもせず、暇すぎもせずちょうどいい具合だった。他のグループの方たちの作品で作り方や色のかけ方でとても勉強になった。最後はみんなで一斉に後片付けをして、頂いたお菓子やらを分け合ってお別れをした。後片付けは3日間の成果かチームワークがすばらしかった。いつも一匹狼だった私には、おおきな収穫だった。ただ、相談すればよかったのだ。陶芸ではないホームページ作成の件でも、素敵な意見を聞くことができた。これからはちゃんと相談してからやろうと思った。垣根を作ったのは私だった。

まったく論理がない話になるのだが、例の3mもある蛇の脱走事件。落ちがすばらしかった。でも、専門家は早くから、遠くには行かず木の上のようなところにいると話していたらしい。蛇の習性を考えれば、私でも思いついた。「逃げる」=「遠くへ」「草むらへ」だったのだろう。「灯台下暗し」の話だともいう。脈絡のない感覚で「青い鳥」を思い出した。「青い鳥」の話は結構意味深いのだなぁ。孫のために「青い鳥」を探してほしいというのに、自分たちの「青い鳥」探しに夢中になったという見方もあるらしい。そんなことが多いような気もした。

今日は2つの思わぬ収穫。一つは昨日の赤の色の徳利を先生がプレゼントしてくださったこと。おまけにもう一つ頂いた。これでお酒がおいしく飲める日はくるのだろうか。そうそう、酒の肴によさそうな「ソラマメ」の到来もあった。もう一つは、陶芸展に来てくださった教会のお友達が夏川草介さんの本を沢山かしてくださった。そこに1冊他の本があった。なんとなくこれかなと思って手に取ってきたという本は「若冲」だった。私は彼女に「若冲」の話は1度もしていないのに・・・。感性とはそういうことらしい。そして、「神さまのカルテのように、牛のように図々しくゆっくりとね」と言ってくれた。

どうも神さまのカルテがあるようだ。生かされている自分がある。

 

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すべて人生の肥やしにしてね

2021-05-22 18:54:47 | 日記

夕方2階に上がると久しぶりにオレンジ色の部屋だった。夕焼けがきれいだ。明日は晴れかな。昨日から陶芸の展覧会が始まった。明日まで続く。展覧会の会場も場所がいいので、今日は来場してくださる方がわりと(わりとですよ)多かった。2つの陶芸グループが作品を展示している。全体を見ると、やはり先生のタイプが生徒の作品い出ている。ダイナミック系(もう一人の先生)と繊細系(うちの先生)だ。そういうものなのだなぁと思った。

今日はびっくりのことがあった。会場に花がないので町の駅でやす~いお花を手に入れて今日、花瓶とともに持っていった。花瓶2つは重いので、大きいほうは軽めのものを選んだ。飾り終わってしばらくするとうちの先生が「その花瓶M先生の?」と尋ねた。「いや、うちのです。母が残してくれたものです」と私。「その赤色はM先生が大好きな色だよ。」と。聞くところによると、そう簡単には出ない色で貴重は色らしい。ということで、花瓶はかなり高価なものだという!そういえば、母がパンの花をしているときに、展覧会用に花を活けるときに購入したものだった。M先生もその赤色の出し方を講義してくださった。その価値のわからぬ私は心の中で「捨てないでよかった」としか言えない。でも、花を飾ろうと思ったことが転じたのだ。喜ぼう!

何かわからないけれど、いい方向に進んでいくようだ。時々心が塞ぐ日もあるけど、でも一晩寝れば明るくなる。自慢ではないが、今までの失敗からくる自信なのだ。神様のおかげでいろいろな経験をした。でも、この年で初めてそういうことがあったから掴めたものがあると言える。だから、巡り会えた人なのだと。それが私の背筋をピ~ンとさせてくれた。

今の状態がつらいあなた。いつかそれが素晴らしい肥やしになるわよ!

特別公開の私の作品です。(希望の灯りです)

 

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