今年の冬は寒く、日本海側は豪雪に見舞われたが、その割には六甲山には本格的に雪が積もる日はない。去年の2月には六甲にもけっこう雪が積もって雪景色を楽しむことができたのだが、今年は期待できそうにない。近畿でも琵琶湖の西も東もけっこうな積雪があって、伊吹山などは一時雪崩の心配で入山禁止になったほどだ。
朝起きるとお天気がいい。昼間はお天気が持ちそうなので急遽、湖西の朽木村の蛇谷ヶ峰(901M)に登ることにして飛び出す。JR湖西線で安曇川駅迄行き、そこから江若バスで朽木学校前下車、登山口へはそこからさらに「くつき温泉てんくう」へ行くシャトルバスを利用する。
くつき温泉から蛇谷ヶ峰を望む
登山口は標高310Mなので600M弱の登りだが、平日でバスの便が悪かったせいで登山口が1130時という遅いスタートになり少々気がせく。
冬でも最近はけっこう登る人が多く、トレースははっきりしている。スノーシューあり、かんじきあり、アイゼンあり、ツボ足ありといろいろ
途中小さな沢を渡ると傾斜が急になってくる。大穴が開いているのではまらぬよう慎重に
下山してきた子どものグループは皆昔なつかしいカンジキを履いて尻スキーに夢中
私は結局ツボ足のまま最後まで登り、2時間ほどで蛇谷の頂上着
時間がないので大急ぎで昼食を食べる。今日はカップラーメンに野菜を入れたもの
尻スキーに備えてカッパのズボンとブレーキ代わりのスノーシューを履いてバタバタと下り始める。先行者の尻スキーで斜面が磨かれているのでけっこうよく滑る。調子に乗って滑っていたらストックのリングやら手袋の片一方を落としてしまってもったいないことをした
1時間10分ほどで温泉まで下ってくる。バスが出たところで次のバスまで時間があったのでついでに温泉にも入って、1615時のシャトルバスに乗せてもらう。
温泉の下のグラウンドには雪遊びで作った小さなカマクラがトーチカみたいになっている。こんなところで雪合戦をしたら楽しそうだ
神戸まで戻ってくるとすでに雨が降りだしていた。いいタイミングでの山行きだった。