ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

少年と自転車

2012年05月01日 | 映画

  

  主人公の少年シリルは母親がなく、父親から児童養護施設に預けられるが、それを受け入れることができない。学校を抜け出し、以前のアパートに行ってみるが父親は、少年が大事にしていた自転車も売り払い、すでに引っ越してしまっている。自転車はなんとか取り返すことができるのだが、それに乗って一人でパリの街を走る姿が切ない。

  施設の先生や、週末里親になってくれた女性サマンサなど周囲には理解者がいるのだが、やはり父親が恋しく、なんとか探し出して訪ねていくが、そこでも父親に冷たく拒否されてしまう。 

   あげく、シリルは強盗まで犯して警察に捕まってしまう。その際日本で言う家庭裁判所みたいなところでサマンサに付き添われ、被害者の男性と向き合い示談の話をして最後には握手をして分かれるシーンが出てくる。日本ではこのような解決方法は採っていないと思うので、興味深かった。

自分の親に拒否される子どもがいれば、親の過保護にもがく子どももいる。普通の子育てが難しい時代なのだろうか。

 

 

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