ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

テルマエ・ロマエ

2012年05月09日 | 映画

    

  古代ローマの浴場設計士ルキウスはアイデアが浮かばず仕事でスランプに陥っている。悩んでいるうちにひょんなことから現代の日本にタイムスリップしてしまう。そこで見た日本の銭湯、TOTOのショールームなどを参考に新しい浴場を設計して皇帝にまで認められる存在になってしまうというお話。ストーリーを聞いただけでそのおかしさが想像できてしまう。

  銭湯に集う素人くさいご老人たち、ローマ人を演じる顔の濃い日本人俳優たちもおもしろいが、なんといってもルキウスを演じる阿部寛の大真面目さがおかしい。喜劇は演じる者が真面目にやればやるほどおもしろいというのがよくわかる。

  大胆な発想の物語なのだからもっとハチャメチャにしてもいいと思うのだが、後半が古代ローマの真面目な歴史物語みたいになってしまい、少々物足りない気がするのだが。

 

コメント (1)
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