無実と無罪は必ずしも一致しないのが裁判というもの。法廷を舞台にした映画はけっこう好きなので観に行く。
ミックは運転手つきの高級車リンカーンを事務所代わりにアメリカの裁判ならではの司法取引を利用して活躍する敏腕弁護士。
その彼が金になると思い、金持ちの不動産業者ルイスが女性を暴行したとする事件の弁護を引き受ける。しかし調べていくうちにそのルイスが過去にミックが担当した重大な犯罪に関わっているのではないかと思い当たるようになる。そのときは別の人物が犯人として捕らえられ無実を主張するが、勝ち目はないと思ったミックは死刑を免れる代わりに司法取引で終身刑を勝ち取る。しかしそれが冤罪の可能性が出てきた。
自分のしたことを悔いるミック、守秘義務を逆手に弁護を迫るルイス。そんななかミックが調査を依頼している私立探偵のフランクが殺される。ミックは弁護士としてどうやってルイスを弁護するのか、そしてどうやって過去の犯罪を暴いていくのか・・・。
ミックには離婚した検事をしている妻と娘がいるのだが、別れた後もしょっちゅう会っていて、けっこういい関係を保っている。なら、なぜ離婚したのか気になるところだが、別れた方が案外うまく行く夫婦というのもありなのかも。