ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

初日 折立から太郎平へ

2012年07月21日 | 山旅

  

天気予報では今日の後半は降水確率が低くなり、明日は曇時々晴れとのことなので、初日だけ雨を我慢して上ることにし、0500時発の登山バスで折立へ入る。折立へは2時間ほど、やはり上るに連れて雨が激しくなる。

折立でスパッツと合羽を着る。往生際悪く、止まないかなぁとしばらく時間をつぶすが止むわけもなく0730時出発する。

 

 

ここから太郎平までは標高差約1000Mの登りとなる。途中の三角点までは樹林帯の上りが続く。

抱きつきたくなるような立派な森の主

 

三角点を過ぎると傾斜も緩くなり見晴らしのいい木道歩きとなるのだが、今日は何の見晴らしもなし。

 

でも、ニッコウキスゲが満開

 

4時間半ほどで太郎平の小屋が見えてくる

 

1200時前に太郎平(2330M)到着。だが雨は降り続いている。テント場はここから薬師岳の方へ20分ほど下ったところにあるのだが、雨の中のテント張りは気が重い。とりあえず小屋の食堂でラーメンを食べて雨宿りする。

なかなか雨は止まない。途中一緒になった若い二人連れは早々と「テントはやめて小屋に泊まります」といっている。私もそうしようかなと弱気の虫が泣き出すが、少し雨が小降りになったのでとりあえずテント場まで行ってみることにする。

雨は降ったり止んだり。手早くテントを張ってなんとか荷物を中へ放り込んでやれやれである。お天気がよければ空身で薬師岳まで往復したいところだが、何も見えないのに行く気はしない。

 

濡れたものでいっぱいのテントの中は湿っぽい。着ていたシャツも着干ししようかと思うがさすがに寒くなってきたので着替えることにする。

それでも屋根があることはありがたい。直接雨には当たらないのでお茶を飲んでくつろぐ。夕方にかけて雨は断続的に強くなったり弱くなったり止んだりを繰り返す。ただ純粋に雨だけで雷や風はないのでそれだけでも助かる。

今夜の夕食。マーボーナスの量が少ないが辛いのでご飯によく合う。

 

早くテントを張らねばとあせってよく場所を選ばなかったので、夜になるとテントの下に水が流れ込み浸水してくる。マットがあるので直接濡れることはないが床を触ってみるとウォーターベッドのようなボヨンボヨンとした水の感触が堪らない。

ただでさえ、テントでは眠りにくいのに、さらに眠れない。ラジオも雑音が多くて聴こえない。楽しむべき妄想話も思い浮かばず、寝返りを繰り返し朝を待つ。

 

 

 

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