最近あまりおもしろい映画に当たらない。予告編でおもしろそうと思って観ても、自分の好みじゃないなと思うと途中で眠くなってしまうこともある。上映時間も1時間半ほどが一番心地よく、それ以上はよほどおもしろくないと集中力が保てない。
ということで今回は「LOVE まさお君が行く」である。テレビで放映されていた頃から毎回楽しみに観ていたぐらいだから、ストーリーはどうでもよくてただひたすらワンコのかわいさだけで観れそうな気がする。
だがやはり、作ったおもしろさはいまひとつおもしろくない。人間が一生懸命バカ犬を演じさせようとするあざとさが鼻についてしまう。売れない芸人役の香取慎吾が体格的にも貫禄がありすぎる。一生懸命バカ犬を演じた犬に「ご苦労さま、大変だったね」といいたくなってしまった。